MS、今年の東京ゲームショウ参加を見送り

今月頭にアメリカで開催された世界最大規模のゲーム展示会、E3。一方で、日本では恒例となっている展示会に、東京ゲームショウがあります。

GAMEで笑顔がつながっていく。| TOKYO GAME SHOW 2012 - 東京ゲームショウ2012

昨年はPS VitaやMH3Gなどが盛り上がっていましたね。自分も行けるときは毎回行っているのですが、混雑の割には展示がいまいちなところも多く、最近だと開催されるイベント目当て、とかのことも多いです。CESAが主催する展示会で、もともと任天堂が支配的だった市場への反抗的意味合いもあり、任天堂はCESA会員でもなければ「有料だから参加しない」といった姿勢もあって、どっちかというとサードが目立つ展示会な側面がありました。

昨年はソーシャル勢が大きなブースを構え、4日開催にして過去最大の集客とか威勢のいい発表はしていましたが、実際会場にいけば海外メーカーのブースは無くて国内メーカーの場所間借り、海外メディアはそもそも来日してこない、スペースもゲーム専門学校とかが大きく場所とっているとか、目玉があるソニーやカプコン以外かなりいまいちな内容でした。

そんな東京ゲームショウですが、今年はなんとマイクロソフトまで参加を見送ることになったそうです。

マイクロソフトがGamescom 2012およびTGS 2012への出展を見送り - ファミ通.com

もともと日本では360が壊滅状態、昨年の時点でかなりスペース縮小はしていたのですが、まさか参加自体を見送ってくるとは意外でした。MSもPCがAndroidやiPadに喰われてきており、Xboxもゲームから総合エンターテイメントに位置づけ変更、そして何より基盤事業Windows8のロンチという重要な時期だけに、マーケット的に世界的意味合いの薄い日本はスキップしてきたということでしょうか。ドイツのGamesconも辞退するので、ゲーム全体のマーケティング比重を落としているということかもしれませんが。

問われる東京ゲームショウの存在意義

これで、東京ゲームショウには3大プラットフォームメーカーの内、ソニーしか参加しないという事態に。また金持ってるソーシャル勢が大きなスペース取って場所埋めたりするのかもしれませんが、はたして総合ゲーム展示会としての意義がどこまであるのか、疑問になってきますね。海外からも、和ゲーの存在感が低下しており、唯一世界で太刀打ち出来てる任天堂が出展しないこともあって、ガン無視状態ですし。イベントとコスプレとかのガラパゴス展示会化している印象です。

E3が、一度費用増大とかの影響で規模縮小とか見直しをかけたことが数年前にありましたが、そろそろTGSも見直しをした方がいい時期に来てるんじゃないでしょうか？それこそ、アニメコンテンツエキスポとかといっそのこと一緒にしてしまうとか。どうせ日本のゲーム業界はオタクゲームメインなんですし。特にサードは。

とりあえず、MSについては今週末に秋葉でイベントがあります。

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