CEATEC PS3展示レポート

昨日から始まったCEATECですが、自分も行ってきました。いろいろな展示を見てきましたが、とりあえずPS3が展示されていたのでそのレポートを載せてみたいと思います。(※写真はクリックで拡大)

展示はソニーブースのいくつかの場所でなされてました。昨日のエントリーで触れたBDリモコンなどありましたね。ステージ上にもBDレコーダとならべて置いているのですが、どう見てもリビングにはなじんでいないように見えるのですが。


実際に、操作できたのはソニーブースの右端の方にあるところ。そこで、今回用意されているものに一通り体験してきました。TV画像の撮影は禁止されていたので、ニュースサイトの記事を紹介しておきます。
CEATEC JAPAN、ソニー・マーケティングがプレイステーション 3出展。リモコンを初公開。メディアクロスバーも一部体験可能
CEATEC JAPAN 2006でここまでわかったプレイステーション3 / ファミ通.com

実際に体験できた機能は以下のボードに書かれている「Video、Network、Music、Photo」の4つです。基本操作方法のパネルも併せて載せておきます。

以下、各々を短時間ではありましたが各機能触れた感想やコントローラについて述べます。

コントローラSIXAXIS

コントローラは、TGSでも少し触れましたが、今回は比較的制限が緩く、写真をとったりもできました。

相変わらず振動が内だけに軽いですねぇ。人によっては有線を抜いてプレイを試している人もいました。おそらく、有線プレイ時も、ケーブルは電源供給用のみで、実際の通信は無線でやっていそうな気はしますね。

あと、先日のエントリーで注目の内蔵バッテリについて。コントローラ裏側の写真を見てもらえれば分かりますが、どう見ても交換する機構はありません。これも聞いてきました。

Q. 内蔵バッテリがへたってきたとき、どうすればいいんですか?
A. 消費者が分解して充電池を交換、という解はおそらくない。電池がへたったときの対応は、修理でうけつけるのか、新たに新品購入が必要かはロンチまでにHPなどで公表する

上記のように言っていますが、本当にアナウンスするかどうかは怪しいところ。一応、説明員の話では数年間は全然充電池のへたりは心配しなくていい、という説明でしたが、どうなることやら。

XMBクロスメディアバー)

各機能はPSPなどでおなじみのXMBで選択して実行するのですが、正直地味ですねぇ。あと、せっかくのHDTV大画面なのに、アイコンとか文字がやたら小さくてスカスカなのも気になります。すごくわびしい感じがしてしまうんですよね。Wiiみたいにアイコンを大きくするなり、もっと派手な分かりやすいアイコンにするなりすればよかったのに、と思います。
あと、このXMBですが、デジタル方向キーでしか入力できないのにも驚きました。アナログスティックでは全く動作しないのです。コントローラのアナログ機能が有効になっていないのかと思いましたが、そんなこともなく、単なる仕様のようです。日頃PS2ではアナログスティックで全てすませることも多い自分では、かなり違和感を感じましたね。

Video

ビデオは、HD映像を再生することができましたが、BDではなくあらかじめPS3のHDDに入れられている動画の再生でした。再生前に、XMB上でリストアップされている動画が全て普通に再生しているのは、DVDのモーションメニューのような印象がしますね。
動画の操作は以下のパネルに書かれているような感じで、左アナログスティックでは早送り、巻き戻しが非常にスムーズにできます。肝心の映像については、CEATECのそこら中にHD映像があふれかえっていたため、正直とくに感動はありませんでしたね。

Network

Networkは、さすがに解像度が高い分非常にはっきりくっきりしています。とはいえ、実際TVでネットやるときは多少離れたところで操作します。解像度が高くても、小さい文字がつぶれず表示できるというメリットはあるにしても、離れたところから見るためには拡大表示などが柔軟にできる必要があるんですけどね。そのあたりがどうなっているのかは、質問し忘れていました。
カーソルの移動は右アナログスティックで行うのですが、これもまたもっさりした感じ。加速度があんまりかからない印象なんですよね。また、アナログスティックでカーソルを動かすのはやはり慣れが必要だと思います。小さなリンクなどは選択がかなり面倒でした。

Photo

写真表示は、Wiiでも写真チャンネルがあるのですが、それと比較するとまずHDであることで相当きれいに写ることがメリットでしょう。また、連続再生のモードも、XMB上で△ボタンを押して選択が可能でした。たんにスライドショーと指定すると単にフェードイン・アウトをしながら順に再生するだけのもののと、本当に写真形式でちょっとおしゃれに日付順に表示されるものがありました。さすがにHDだけにWiiみたいにせっかく高画素でとれるのに表示がボケボケという自体は避けられるようですが、おしゃれに表示される機能程度しか差別化要素はない印象です。たしかにおしゃれ表示は軽快な動作なのですが、せっかくなのでもっと効果を用意して欲しいところですね。

Music

SACDに対応と言うことで、説明員が進めてきたのはSACD音源のファイル。視聴しましたがさすがにきれいですね。ただ、視聴に用いたヘッドホンもかなりハイエンドのものですし、スピーカーで楽しむにしても、SACDの良さを理解するには相当な環境構築費が必要となります。あんまり一般人には縁のない機能な気もしますね。

まとめ

実体験の方はゲームはなかったので、比較的地味なアピールになっていましたね。試用している人も、主に新しいコントローラの感覚に興味があったようにも見えました。一応、ステージ上ではPS3のゲーム映像なども大画面スクリーンで出ていたので、CEATECに出かけるのであれば一度チェックしてみるといいかもしれませんね。CEATECは事前登録をすませておけば誰でも無料で入場できますので。