KATRINA PHOTO INDEX (090E30A)

TECHSIDEより。現在アメリカで大きな被害が出ているカトリーナ。その被害を受けた箇所の衛星写真が公開されています。こうして見ると、おそろしい数の住宅が水浸しになっているのがわかります。所々に船が打ち上げられていたり…。

今回のカトリーナの被害、スマトラ島沖の地震による大津波と同じようにたとえられて報じられていますが、こちらはある意味「予測された災害」でした。現に、上陸する前から散々避難勧告とかも出ていたわけですし。
で、自分も「避難勧告出ていたのに、逃げなくて災害に巻き込まれたんじゃ自業自得じゃ」と思っていたわけですが、実際には車すらもてない貧困層や高齢者が多数おり、しかもそのことは事前に想定されていたというのです。
asahi.com: 被害想定が現実に 予算不足で対策後手 ハリケーン被害 - 米ハリケーン被害
上記の記事にあるとおり、被害対策は事前に行う余裕があったのに、実際には予算不足。スマトラ津波への支援や、イラク復興には多額のお金を投じることができたのに、自国の災害対策にはお金が足りなかったというのは、皮肉というレベルではない気がします。

9.11で大きな被害にあったとき、アメリカはタリバンイラクと外部にそのいらだちをぶつけてきました。しかし、今回は天災。外にそのいらだちをぶつけるわけにはいかないでしょう。おそらく、イスラム社会の人は、今回のカトリーナの被害を「神の鉄槌」「天罰」とすら思っているんじゃないでしょうかね?日本も選挙で揺れていますが、アメリカもイラク政策も含めいろいろ波乱がありそうです。