ソニーが決算発表の直前に業績予想を下方修正,「テレビやDVDレコーダの価格下落は予想を超えるスピード」

ソニーが下方修正。引用記事はTech-Onで、ユーザ登録が必要ですが、内容が一番充実していたので。
まず、中の見出しが「iPodショック」と、「4つの施策で巻き返す」。特に「iPodショック」というのが象徴的な言葉です。WBSでも強調してましたが。先日「PSP」は“iPodキラー”と言って失笑をかっていましたが、その発言の裏にはこうした事態があったようです。もう、業績に大きく影響するほどで、尻に火がつきまくっていたのでしょう。一時期、ソニーは何から何までジョグダイアルメモリースティックをつけた製品を出せ、というおふれを出して徹底させていたのですが、今は何から何までiPodキラーなのかもしれません。
で、肝心の業績悪化の原因は、基本的にDVDレコーダーなどの価格低下だそうです。笑わせてくれます。価格破壊の大きなきっかけを作ったのは、PSXでしょうに。これのせいでせっかく高値安定して景気回復に役立っていたレコーダ市場をぐちゃぐちゃにしてしまった。スゴ録も、どちらかというと安くて大容量で売っていたし。自分から安値攻勢しかけておいて、それで業績悪化とは。単なる自爆じゃん。自爆どころか、他の電機メーカーも道連れにして日本経済を悪化させようって言うんだからたちが悪い。
そして、自爆したあげくの対策が以下の通り。

ディスプレイ・ビジネスの強化
カメラ系ビジネスに力を入れる
携帯型オーディオに関連するビジネスの改革
半導体やキー・デバイスへの投資

とりあえず、ゲームは頭にないようです。まあPSPSCEですしね。携帯オーディオも、スライドにはPSPは入っていませんでした。どれも特に目新しい改革案では無いですが、果たしてうまくのかどうか。