SCEIが警告「PSPのアップデートファイルは適用しないで」

だいぶ前から問題になっていた、PSPのアップデートファイルでのトラブルについて、ソニーが見解を出しました。結局、ファイルがSCEI製であること、ダミーデータであることを認め、不具合が生じたら有償修理するとのことです。
実際、このファイルはPSPネットワーク検証サイトで公開されていたもので、PSPのアップデートサイトへのアクセス解析の結果発見したファイルのようです。セキュリティや情報管理についてソニー側に問題はあったとはいえ、こうしてソニーの意図しないファイルを無理やり探しだし、それを公開して、それを試した人柱が本当に人柱になってしまったという、笑えない自体になっているのは、なんとも。公開した人もまさか本当に不具合を起こすファイルだとは思っていなかったのでしょうが、結果として不特定多数の好奇心の高いPSPユーザを起動不能に陥れてしまったわけで、今頃良心の呵責も激しいことでしょう。
で、結局有償修理と言うことですが…、具体的にいくらぐらいになるんでしょうねぇ。ファーム書き換えるだけだろうから、せいぜい手間賃数百円というところでしょうか。
しかし、このアップデートファイルの問題は根深いかもしれません。PSPからしかアクセスできない極秘ファイルの在処があっさり暴かれてしまったのですから。既に販売済みのPSPがアップデート用のアドレスを変更する訳にもいかないですし。今回のアップデータでも、今後の更新内容を予感されるような内容も含まれていて、ソニーとしては実際のアップデートを非常にやりにくくなったのではないでしょうか。
まあ、もっともデジモノ好きな自分としては、いろいろ有志が解析してくれて遊べるようになった方が楽しいのですけどね。