阿武、3度目の五輪で悲願の金 柔道女子78キロ級

今日も金メダル。感動は続く。井上康生がまさかのメダルなしに終わって気分は沈んでいたが、阿武教子が金メダル。準決勝が、非常に厳しい、息の詰まる攻防。くんでも手を突き出されてなかなか中に入れない。試合時間5分ではポイントなし。延長も4分すぎてもポイントなし。しかし、ここでようやく大内刈りが決まって有効。辛くも決勝進出した。
そして決勝。今度は釣り手はとれても引き手が取れない。途中で反則で効果1ポイントリードした残り30秒。向こうがあせってでてきたところで、ようやく、引き手がとれる。激しい攻めにもその引き手を離さず、そして袖つり込み腰!思えば昨日の上野と同じ展開だ。ひたすら組み手争いに集中し、組み手が完全にとれたらどんな状況でも一本を取る。まさしく、柔道日本の神髄を見せてくれた。感動した。