セガサミーがインデックスから事業譲渡〜アトラスブランドはセガに

民事再生法の手続きを開始していていた、アトラスブランドを持つインデックス。先日、事業譲渡のための入札を開始するという報道がありましたが、この度その譲渡先が決定しました。相手先は、有力候補の一つであったセガサミーになったようです。

セガサミー:インデックス再建スポンサーに選定−約140億円で - Bloomberg
セガドリーム,インデックスの事業譲受けに関する契約締結を発表 - 4Gamer.net

FExメガテンでコラボをしていた任天堂や、Jトラストといった投資会社などが噂されもしましたが、販売でずっと協力体制にあったセガサミーが順当に譲渡先となった形ですね。額は公表はされていないものの140億円というもの。かなりの金額です。1000億円利益コミットしている任天堂ではとても手が出せませんよね。報道によればインデックスの245億円の負債は引き受けないとのこと。インデックスがそのまま残り、この譲渡で手に入れたお金で負債を返済していくというのは、民事再生法申請時の既定路線でもあります。実際、今のアトラスに140億もの価値があるかどうかはちょっと疑問を残るところではありますが、これは負債返済ように上乗せしているところもあるんでしょうね。あんまり無茶な見積だと監査時に問題になりそうで怖いですが。

後は、インデックスの粉飾決算がどうなるかですね。こっちの方はちゃんと解決されるんでしょうか。しっかり事業譲渡と切り分けられないと、セガサミーもいらぬ悪印象を引き継ぎかねませんからね。

しかし、大手ゲームメーカーであるセガサミーに吸収されたことで、世界樹女神転生といった定番タイトルは継続しそうですかね。でないと140億の回収もできないでしょうし。マルチ展開しているセガなので、今後は出すプラットフォーム戦略も変わってくるかもしれません。とはいえ、和ゲーでは3DSが今は圧倒的なので、それほど大きな変化はないかもですが。

セガ体制になり、セガとのコラボとかもあるかもしれません。パチスロやソーシャル部隊になりさがる危険もありますが、はたしてどうなりますか。明日以降のTGS関連で何か発表があると面白いかもですね。