ドコモがiPhoneを取扱い開始か

9/10深夜にアップルの発表会があり、iPhone5Sの発表があると予想されていますが、このタイミングで前々から噂されていたドコモがついにiPhoneを取扱い始めると、本日一斉に報道されました。

ドコモがiPhone販売へ NHKニュース

いつもの日経だけだと「また日経かw」となっていたところなのですが、今回はNHKの他、朝日などでも一斉に報じたことから、真実味が高いようです。

ドコモ自らリーク?〜プレスリリースが報道前に作成

その後ドコモは「当社が発表したものではない」というプレスリリースを出したのですが、そのPDFの作成時刻が9/5深夜と、各社が報じる前だったことが判明。

iPhone発売報道に対するドコモのプレスリリースPDFの作成日が9月5日だった | アプリオ

この点から、どう考えてもドコモがこの報道を9/5中に理解していたことが分かります。こうした「プレスリリースでは出しづらいけど話題にしてほしいこと」を、マスコミに会社自らリークする、という手法が取られることがあるというのは聞いたことが有りますし、今回もそのケースだった感じはしますね。

しかし、ドコモがiPhoneを取り扱う、ということはいいですが、早ければ9/20からという情報をリークしたのはまずいんじゃないかと思いますね。まだ次のiPhoneの発売日は世界的にも明らかになっていないわけですし。ジョブズ存命なら激怒するんじゃないでしょうか。今はアップルもシェア広げたいところですし、クックはそこまで厳しくないのかもしれませんが。

どうなる国内勢力図

今回のドコモの取り扱いについては、ツートップ戦略で日本メーカーをソニー以外切り捨てに行ったところである程度予測できている範囲ではあります。これまではメーカーと密に関係し、ドコモが思うどおりの端末をメーカーに作らせる反面、販売などで優遇してきたという形がありました。ツートップ戦略で国内メーカーを切り捨てに入ったので、iPhoneを出しても状況的にはもう変わらない、というがあるんじゃないでしょうか。

このドコモの取扱いにより、どのように勢力図が変わるかは興味ありますね。国内のiPhoneシェアは一気に高まるのは確かでしょう。Androidの伸びも、「ドコモでiPhoneがないから仕方なく」という人もかなりいたでしょうし。個人的にはNexus7でAndroidの良さもしっているのですが、やっぱりトータルのバランス、Appマーケットの強さ、各種サービスの充実といったところで、iPhoneには安心感もあります。ギーク的には凝ったことがしづらいのはネックですけれど、日常生活で使う分にはそこまでiPhoneでもこまりませんしね。いまどき、ネットサービスがメインですし。

キャリア的には、ドコモの現状の高いシェアが生かされる形になるでしょう。後は、LTE関連での対応周波数次第ですかね。これにより、iPhone5とはまたガラっと繋がりやすさとか速度が変わるかもしれないので。

自分はiPhone4Sを発売日に買ったので、iPhone5Sに興味あるのですが、月月割が結構残ってしまう形なのでこの点がネック。3社が取り扱うことで、各種値引きやキャンペーンでの競争が起きてお買い得に機種変できるといいんですけどね。円安の影響で端末代は上がりそうですし、iOS7の出来がちょっと心配なところもあるので、まずは9/10の発表を注目していたいと思います。