松井秀喜、NYヤンキースと一日契約で引退式

昨年引退した松井秀喜。巨人ファンの自分は、MLB移籍後のオープン戦から毎試合録画、HRシーンを編集してまとめるなどかなり熱心に追っかけていました。しかし、スライディングキャッチ時にまさかの骨折。あの瞬間は、本当テレビの前で頭が真っ白になっていましたね。その後、膝の怪我もあって不本意な状態が続きましたが、最後ワールドシリーズでの大爆発、MVPに輝いたときは本当涙が出るほど嬉しかったです。

その松井秀喜、先日は日本で国民栄誉賞授賞式がありましたが、これはどっちかというと長島名誉監督が主役。ヤンキース松井、としての最後の場面は、また別に用意されました。それが、本日の「ワンデーコントラクト」、一日契約での引退式です。

試合の前に、一日契約の書類にサイン、そして会見。引退セレモニーでは、その契約書について終了のサインをすることで、「ヤンキースとしてキャリアを終える」ということを実現しているわけですね。辞めることのサインそのものをセレモニー内でやる、というのがなかなかすごいですよね。その後、父と母、兄が登場。そして記念の品として2009年の55番のユニフォームが用意されていたのですが、これをジーターが手渡し。現在のヤンキースにおいて、松井秀喜が2003年に移籍した当時のメンバーはほとんど残っていませんからね。ジーターとリベラぐらいでしょうか?ジーターと松井が抱き合う姿は、本当感動的でした。ちょうどこの日に間に合わせるかのように復帰してきたかのようでした。その後他のメンバーも出てきて記念写真。黒田投手とも握手。イチローを見かけなかった気がするのですが、これはどうした理由だったか。

これで引退式は終了。一旦裏に引っ込んで上からユニフォームを羽織り再登場。始球式へ。国民栄誉賞のときは長島さんに打たせようと近目に投げようとして危ない球になってしまい、おもしろリアクションな始球式になってしまいましたが、今日はしっかりしてましたね。バッターは無しの始球式、ボールは低めに外れたような感じでしたが真ん中に投げていたように思います。これであっさりと終了となりました。試合の方では、ジーターが復帰初打席初HRを打つなど感動的な展開でしたね。

これで松井秀喜ヤンキースとしてMLBのキャリアを終えたこととなりました。本当に終わってしまったという感じですね。これから、指導者としてどんな成長を見せてくれるのか。長い目で見守っていきたいと思います。