MS E3 プレスカンファレンス開催〜XboxOne向け多数独占タイトル紹介、本体は$499で11月発売

いよいよ始まったE3プレスカンファレンス。まず先頭はMSとなります。動画は日本語音声付きがニコニコで用意されていたんですけどトラブルで映像出ない体たらく。自分は仕方ないのでPolygonというところでやっていた動画配信を見ていました。

E3 2013 Press Conferences Live Video Stream | Polygon

映像はいきなりMGS5から。小島監督の過去のツイート見る限りあくまで動画でしかないようですが、かなり綺麗でしたね。ただ、オープンワールド化していろんな乗り物乗れたりと、すごく既視感のあるような感じでしたが。

その後ドンが登壇し、13の独占タイトルを紹介すると。そこからは次々とゲームの紹介が続きました。まずWORLDofTANKという戦車のゲームがFree2Playで。続いてフロムソフトウェアダークソウルII。この後、RYSEというソフトがかなり時間とって紹介。ローマ戦士ものですね。グラフィックはかなり綺麗でしたが、肝心の中身がやたらQTEの連発で萎えましたね。なんか、CoDとかの演出ラッシュなFPSのアクション版というか。こちらはXboxOneローンチとのこと。

この次に対戦格闘のKillerInstict。古いタイトルのリバイバルみたいな感じのようですね。XboxOneのシェア機能との絡みで、プレイ動画をアップロードして共有したり、観戦機能にTwitchというのでTwitterでコメント、みたいなのもありましたね。その後Forza5。会場に実車も来て、CGがそれと遜色ない様をアピール。この辺りでWWDCも始まって一気に見る方も忙しくなりました。クラウドのことをいろいろ話していました。アバターAIのことですかね。その後MinecraftのXboxOne版の紹介された後Quantum Break、D4という作品が紹介。続いてPROJECT SPARK。これはKinectやSmartGlassを使って音声やタッチで大地創造とかしていました。

ここでさらっとMSPから現地通貨にポイントが変わるという発表。現状為替レートの変動が大きいので、その関係でしょうかね。続いてクリムゾンドラゴン。パンツァードラグーンの流れを組むソフトですが、ここまでのびのびになってしまいましたか。しかもトラブルで音声なしというひどい扱い。

その後デッドライジング3の発表が結構長め。画質のクオリティは上がっているのですが、なんかモーションに違和感。動きにつながりがないというか、余韻がないというか、いかにもゲーム的過ぎて。動きの方でも不気味の谷が生じてる印象です。ちなみにXboxOne独占とのこと。これはちょっとびっくり。カプコン的にも独占にすることでもらえるお金でPS4に出さないことがペイできるぐらいのブランド、ってことですかね。

その後のBattle Field4では映像トラブル。こちらも音声トラブルで音が出ず。クリムゾンドラゴンはそのまま流されたのにこっちはやり直し。待遇の違いが如実に出ていますね。BF4については、なんかすごくCoDっぽかったです。どれもすごい映像に演出組み合わせのワンパターンで、さすがに毎年見ていると飽きてくるというか。その後BELOWというなんか渋いゲームがさらっと紹介されてから、次の映像では砂漠にフードの人間。「リアル風の旅人」などのコメントが見られる中、なんと正体はマスターチーフで「お前かよ!」のツッコミが。HALOがXboxOneで出るという紹介でしたが、これってマリオがWiiUで出ます程度のインパクトしか無いんじゃないかと。

そして最後のゲームとしてTITANFALL。ロボットとFPSの組み合わせのような感じ。これも何かありきたりですね。FPSでロボット乗り込んで云々ってどこかで見たギミックですし。どうも洋ゲーのゲーム性部分が完全テンプレート化している感じですよね。こちらはXboxOne独占、と言われながらもPC版もあるようです。

そんなこんなでゲーム紹介ラッシュの最後、さらっとXboxOneの値段と発売時期が発表。値段は$499、11月に発売。Kinect標準搭載ということで高くなることは覚悟していましたが、$499というのはやはり高いですねぇ。据え置きハードはだいたい$300がリミットと言われているので、値下げが来るまでは様子見する人が多いでしょうね。次のPS4の発表で値段が大幅に安いようだと、少なくとも日本では勝負ありかと(まあ、すでにTV関連の話の時点で勝負になっていませんが。)

以上、ざっと発表内容を紹介してみました。XboxOneのお披露目会が駆け足かつメディア系ばかりで不評を買っていましたが、今回はゲームラッシュでしたね。Kinect関連もほとんど無かったのが意外でした。前ほど北米北米はしていない内容でしたが、なんだかんだで「グラのすごい似たようなゲーム」が並んでいたのがちょっと。まあ、今の洋ゲーの主流がこうなので、据え置きゲームといえばこういうもの、ということなのかもしれませんけど。値段も$499と高く、互換性も無し。果たしてこれで売れるんですかね。しばらくは360の方が売れそうな気もします。(さらっと冒頭でよりスリムになった新Xbox360が発表されてましたし。)

ともかく、次にソニーがどういう発表になるのか。こっちはまだ本体の発表もしてませんしね。値段の発表も、もしかしたら見送る可能性もありますが、ともかく日本ではこっちの方が有望ですし、注目ですね。