WBC2013、ドミニカが全勝優勝

日本が惜しくも準決勝で敗退してしまった今回のWBC。今日はドミニカとプエルトリコで決勝戦が行われました。地上波では生放送無し。国際大会で日本も参加した大会なのに、その決勝に日本がでないと分かったら生放送とりやめるとか、どういうことでしょうね?サッカーW杯なら日本が出てなくても予定通り放送したでしょうに。まだまだWBCが「興業」の一環であると感じさせられたところでもあります。

さて、試合に付いてですが僅差ながらドミニカがプエルトリコを零封。結果、一次ラウンドから無敗での制覇となりました。

ドミニカ共和国vs.プエルトリコ - 2013 WBC特集 Yahoo!スポーツ

試合自体は結構地味な感じでしたが、試合後がなかなか感動的でしたね。試合終了の瞬間、ドミニカの投手がゆっくりと天を指差すポーズもかっこ良かったですが、ひとしきりマウンドでドミニカの選手たちが喜んでる中、プエルトリコの選手がベンチから拍手をしながらスタジアムに出てきて、グランドでドミニカの選手たちと抱き合いながら祝福をしているシーンは、実に爽やかで感動的でした。その後の表彰式なども終始和気藹々としていた二カ国。日本対台湾でも歴史的熱闘の後台湾がマウンドで360度円になって礼をしたり、観客が3.11の募金での支援への感謝を伝えていろいろ交流したりと気持ちのいいところがありましたが、こういうのいいですよね。これぞスポーツの世界大会というか。

WBC2013も終了してしまいました。日本は惜しくも3連覇はならなかったのですが、日本ラウンドでは数々の記憶に残る試合を見せてくれて、結果的には成功したほうなのではと感じます。始まる前にはボイコット騒動、大リーガー参加0、監督決まらない、などなど問題山積みの状態であったことを考えれば、なかなかのものであったんじゃないかと。前回大会決勝のイチロー的な感動も台湾戦井端の同点タイムリーで味わえましたしね。井端選手ものちの会見で「一生忘れない」と言っていましたが、一野球ファンとしても一生忘れられない大会になったと思います。

今回のドミニカは本当に強かったです。2017年も、油断すると韓国とかキューバアメリカのようにあっさり敗退してしまう可能性も十分あります。これからの侍ジャパン常設、国際大会の増加などを楽しみにしたいですね。まあ、まずは赤っ恥をかきつづけている主催国アメリカが敗退したことで、次のWBCが開かれるかどうかから課題ではあるんですけど。
米国“3大会連続の屈辱”で急速に高まる「WBC中止論」(東スポWeb) - 2013 WBC特集 Yahoo!スポーツ

後、本来WBCを意識して導入された統一球がWBCボールと結構違ったというところもあったようなので、こっちの見直しも早急に進めて欲しいところです。
「似て非なる」ものだった統一球とWBC球(スポニチアネックス) - 2013 WBC特集 Yahoo!スポーツ

もうすぐペナントも開幕。こちらも今から楽しみです。