WBC2013開幕!日本はブラジルに辛勝

いよいよ今日からWBC2013が開幕。始まる前には配分の問題で選手会がボイコット。その後、「侍ジャパン」の収益はもらえるというよく分からない理由でなし崩し的に参加が決定してなんだかなぁと思ったところがあります。その後もメジャーリーガー勢は皆辞退するなど、相変わらずのいびつさを見せながらも、WBC一次ラウンドの開催となりました。

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試合は思った以上の接戦。いきなり初回に鳥谷が内野安打の打球を無理に一塁に投げてエラーとなりピンチに、そのまま先制点を奪われました。重苦しい空気の中、糸井が同点タイムリー。その後坂本の勝ち越し犠牲フライもあって、一転ムードはよくなったものの、相手の四球ラッシュを攻めきれてない印象でしたね。

その後、相手の3番にまた打たれた後同点、そしてさらに1番のセーフティバント→ディレードスチールの後、3番を敬遠をせず勝負に行きながら球が甘く入り逆転を許します。直後に先頭ランナーが四球で出ながら送りバントをせずにダブルプレー。これで一気に空気が悪くなり、7回も三者凡退するなど、「これはやばい」と非常に暗い空気が。

しかし8回表、ようやく打線が噛み合います。先頭の内川が四球レフト前ヒット、ここで4番の糸井になんとバント。「やるなら前の鳥谷でやっておけよ…」とテレビの前で毒づいていたのですが、代打の井端は巨人のライバルとして何度も痛い目を合されてきていたので信頼できるバッター。右打ちでタイムリーを、と期待して見ていたところで見事タイムリーを打ってくれました!そして鳥谷四球で一死満塁、同点という最高の場面で代打阿部。これ以上無いという展開でしたね。その阿部は、初球を叩いてあわやセンター前という鋭い辺り。それをセカンドがファインプレーでミットに当てて結果的にセカンドゴロ。抜けなくて残念というところもありながらも、取られていたら確実にゲッツーでしたし、結果的に勝ち越し点となったのでOKですかね。その後の松田がセンター前タイムリー。これが大きかった。8回という回で1点差と2点差じゃ大違いでしたからね。その後は摂津能見と牧田が見事なピッチング。この二人の組み合わせで継投が安定すると、この先戦いやすくなって来そうです。

とまあ、思った以上の苦戦をしたブラジル戦。ぶっちゃけ、8回の段階では負けたと思いました。開幕までにボイコットなどいろいろあっただけに、もしこれで負けていたら相当ボロクソ言われていたことでしょう。負けると中国、キューバへの連勝が必須となり、一次予選突破も結構厳しい状態でしたからね。勝ててほっとしたという感じです。ブラジルも、選手にヤクルト関係がやたら多かったのが印象的でした。元プロ野球だったり、現役で日本社会人の人が多く、ある意味日本のアマチュア集団的な感じ。その分、オーストラリアとかよりも野球がしっかりしていて、見どころのある試合となっていましたね。

ライバルの韓国は0-5でオランダに完敗。4エラーなどと精彩にかけた模様。やはり、初戦というのは相当難しいということでしょうね、阿部の言うとおり。明日は中国戦。これを勝てば一次ラウンド突破は決まります。キューバ戦に突破を欠けるのは大変ですので、ここは一発で決めて欲しいですね。