2012年12月月間量販店タブレット販売でアップルが首位陥落〜Nexus7のASUSが首位に

日本での発売直後に購入して愛用しているNexus7。最近はひと通り触り終わったため家の中ではiPad、外ではiPhone4Sを使う機会が増えていたりしますが、タブレットとして持ち運ぶにはいまだ7インチタブレットとして非常にすぐれた端末だと思っています。できればSIMフリー端末が欲しいぐらいですね。

さてそのNexus7なのですが、量販店でも取り扱っており当初は32GB版の高いほうだけでしたが最近は16GB版を在庫しているのを見かけるようになっています。iPad miniが品薄状態の中、昨年12月のタブレット販売において大きな出来事があったようです。それは、不動の一位であったアップルがタブレット売上で首位陥落、Nexus7率いるASUSがトップに立ったというもの。

アップル初の首位陥落 12月のタブレット販売 (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
活況タブレット市場で、アップル首位陥落 - MSN産経ニュース
タブレットに新潮流、7型NexusがiPadをついに逆転 - デジタル - 日経トレンディネット

グラフを見ると、ASUSの爆発的な伸びが分かります。アップルもiPad miniで巻き返したのですが、逆にその後iPad miniは品切れで数を伸ばせず、Nexus7のASUSに逆転を許した形ですね。

Kindle FireやNexus7の飛躍を受けて対抗的に出したiPad miniでしたが、結果的には「10インチiPadキラー」になってしまった感すらあります。Retinaでないのがものたらないのですが、大きさ的にはiPadほど大きくなくてもいいんだ、ということをアップル自身がアップル好きに教えてあげてしまった形に。より安くもちやすくもあるNexus7の勢いは止められず、iPadユーザーのmini移行を促しているだけ、となっているのかもしれません。RetinaiPad miniが出たら10インチiPadと主役逆転もあるかもしれませんね、アップル内での。

元々ジョブズのカリスマ性が一つのブランド価値にもなっていたアップル製品。 そのジョブズが以前否定していたのを覆してまで出したiPad miniは、そうした強烈な個性を弱めカリスマ性を損ねているのかもしれません。ジョブズが生きていても別にころっと言う事変えて出していたかもしれませんが、そこは人の違いでしょうか。廉価版iPhoneとか5Sの早期発売計画の噂など、いろいろフラフラしている印象をマスコミに作られている感もあるアップル。そろそろ誰もがあっと驚くイノベーティブな新商品でファンを喜ばせていただきたいものです。