Nexus7用オートスリープ対応本革ケース「MoKo Genuine Leather Sim-fit Cover」レビュー

手頃なサイズで使い勝手のいいNexus7。外に持ち運ぶ際にはやはり落下の心配もあり、先日100円ショップのベルトを使ってホールド感を増す方法を紹介しました。

100円で「Nexus7」のホールド感を格段にアップする方法 - わぱのつれづれ日記

一方、この方法は元々はつなぎのつもりで、本命は9/28のNexus7到着した夜に注文した以下のケース。

Amazon.com: MoKo(TM) Genuine Leather Slim-fit Cover Case for Google Nexus 7 Android Tablet by Asus, Black (with Automatic Sleep/Wake Function, Protective Hardback, Built-in Multi-angle Stand, Elastic Hand Strap): Computers & Accessories

10/24にようやく到着したので紹介してみたいと思います。

Amazonでの購入〜海外通販あれこれ

まずは、上記の米Amazonの購入から。日本からは米Amazonで買えないのでは?という先入観もあるかと思いますが、Amazonもいろいろなショップが販売をしており、店によっては国外販売にも対応しています。

このMoKoのケースの場合は米AmazonでBSCStoreが一応「独占販売」ということになっています。このBSCでは、商品に対して二つのリンクがあり、一方が海外通販に対応しています。上記リンクの右側に「More Buying Choises」と表示されているところに2newとあり、こちらのリンクから2つのBSCStoreの販売ボタンが表示されます。(売り切れがあったりすると表示されていないことがあります。)

Amazon.com: Buying Choices: MoKo(TM) Genuine Leather Slim-fit Cover Case for Google Nexus 7 Android Tablet by Asus, Black (with Automatic Sleep/Wake Function, Protective Hardback, Built-in Multi-angle Stand, Elastic Hand Strap)

この二つのリンクのうち「Fulfillment By Amazon」は海外配送に「対応していない」方。もう一方のリンクを選んで購入する必要があります。価格も若干高めに設定されていたりしますね。

購入手続きをするとき、住所などは当然英語で記載する必要があります。基本的には「ローマ字で逆順で記載」という感じ。ある程度変でも近くの配達所まで届けばあとは日本の配達員が届けますから、極端に変じゃなければOKです。

住所の英語表記

配送方法は2種類選べ、「Standard Shipping」が10〜16営業日で送料$9.48、「Expedited Shipping」が2〜5営業日ですが送料$24.98。かなりの金額差があったので、時間はかかりますが自分はStandardの方を選びました。価格は自分の時は$18.99+送料9.48。日本のクレジットカードでの支払いでは、日本円での請求もできます。ただ、使用しているカード会社のレートの方が経験的にはいいですね。

ちなみに、このStandard Shippingではトラッキング番号は発行されません。ただ、米Amazonのアカウントサービスでの発注物の問い合わせメニューから「Could you tell me the number for tracking?」とでも問い合わせると、トラッキングできるリンクを送ってくれます。これは「国際郵便物個別番号検索」に対応する番号で日本語でも検索できます。

自分の場合は9/29に発注、10/3に発送通知、トラッキング番号ステータスは10/6に中国のSHENZHENから出荷されその後ステータスがずっと変化せず。最短到着見込みの10/16をこえてもいっこうに届く気配がないのでヤキモキしたものの、23日に成田に到着してステータス変化。納期25日の前、24日にぎりぎり手元に届きました。

パッケージ & 外観〜梱包はチープ

送られてきたものはコンパクトな黄色の封筒。中にプチプチのついているありふれたタイプのものですね。その中に、これまたシンプルな袋にケースが入っていました。

ケースの外観は以下の通り。表側には一応MoKo純正であることを示すロゴも刻印されています。

内側には、クッションと乾燥剤が挟んだ形。

ケースを開いた内側に、手を差し込むためのグリップバンド、そして端にゴムバンドがあります。こちらについてはまた後述します。

装着イメージ〜オープン時のふた固定方法がユニーク

具体的にNexus7を装着した状態です。開いたところと横から見た厚さ。

厚さはふたを閉じた状態で約2cm。裸の状態だと10.45mmなのでほぼ倍になってしまう感じですね。ちなみに、ケースの重量は163g。オンスに直すと5.7オンスでAmazonの説明にある5オンスよりもちょっと重い感じ。本革のため、PUレザーの他のSlimFitよりも重いかもしれません。

実際に使用するときは、ふたを裏側に回して固定します。このときの留め方がなかなか独特。

ふたについていた黒いゴムバンドをいったんNexus7のディスプレイ側に回し、両端を留め具にひっかかる形にします(一番左の写真)。その後で真ん中だけ再度ふたの留め具のところに引っかけます(真ん中の写真)。すると、端だけふたとNexus7とを結合させ、それでいてディスプレイにゴムバンドが掛からないつくりになっているわけです。これはなかなか考えていますね。もっとも、なれないとこの全体をかけてから真ん中を後ろに回すというのに手間取ったりしますけど。あと、繰り返しやっているうちにゴムバンドが伸びる、もしくは切れるなどがありそうな気もします。その点はちょっと心配です。

スタンド機能〜溝で支えるタイプで二段階

続いては、ふた付きケース定番のスタンド機能について。このケースは初代iPad純正ケースのように裏側の止め口に差し込むタイプでも、風呂のふたのように丸めて三角にするタイプでもなく、ふたの裏側にある溝にNexus7本体をかませるタイプ。溝は2つあり、2段階で固定できます。
 

この際、裏側の部分は半分だけ持ち上がる形に。いったん片側の留め具を外す手間も生じます。後ろから見たイメージは以下の通り。

個人的にはまだ横向きで利用するようなシーンがないので、実用感はわからず。キーボードなどと組み合わせて横向きで利用するときにはいいかもしれません。Android4.1.2からホーム画面も横向き対応になっていますので。

持ち心地・使い心地〜良好な質感、重量は約1.5倍

具体的に裏側に手を入れて使用したときのイメージが以下の通り。

バンドが垂直につけられていてそれなりに手を入れる幅もあるため、真横から入れるとちょっと安定感に欠ける&手首の角度が不自然でつかれるので、下側から斜め上に手を差し込んで斜めな感じでホールドしています。感覚としては左手人差し指の外側でつり上げてるような状態で、若干アンバランスな負荷を感じます。ホールド感としては先日レポートした100均のバンドの方が上です。重量もトータル498gと約1.5倍になってしまいますので、結構な手の負担につながっています。それでも、裸で使用するよりはホールド感は大きく増している印象です。

本革の触感についてはなかなかのもの。ただ、実際この触感を味わうのはふたを閉じたときだけ。開いたときは後ろのファイバー素材の感触となります。もっともこちらの触感もなかなか良好ではありますが。閉じた時の質感はなかなか高く、またそれなりに防護性もありそうなので、気楽に鞄に放り込んで使えるのはこの手のケースのメリットですね。いちいちクッションの袋に出し入れ、とかいらないですし。いざというときに両手を開けたい場合は緊急的にジーパンポケットにも入れられるサイズ。この場合もケースがある方が画面などを傷つけたりする心配がなく安心です。

それから、このケースはマグネットを使ったオートスリープ機能に対応。ふたを開けるとスリープ解除され、ふたを閉じるとスリープになります。これは確かにスリープボタンを押す手間がはぶけていいのですが、例のゴムバンドのギミックに慣れるまでは固定しているうちに再びスリープになってしまう、ということもよくありました。慣れれば便利ですね。

まとめ〜トータルバランス良好、重量が気にならなければ

以上、ざっとMoKo Genuine Leather Slim-Fit Coverについて紹介してみました。実際最初の感触としては「重い!」というものでしたね。1.5倍はかなりの差を感じます。ただ、実際に数日使ってみると、持ち運びの際の利便性が上がるのはかなりのメリットにも感じました。気軽に鞄に放り込んでもOKなのは、機動性が増す印象。ふたを止めるギミックも慣れれば2秒ほどですんなりできるようになりますし、グリップについても、指先をスタンド用の溝に指を軽くかけると安定する感じです。

もっとも、冒頭で書いたように米Amazonからの通販となるとそれなりに手間もかかりますし英語力も若干必要になります。また安い送料だと到着までに1ヶ月近くかかってしまうのも難点でしょうか。このMoKoのケースについては中国の工場で作られているようで、OEM元がMoKo以外に納めていると思われる亜流がいくつかあるようです。日本のAmazonでも以下のものがPUレザーのSlimFit同等品と思われます。

また、ハンドグリップ無しなら以下のような製品もあるようです。

上記も結局は輸入品で送料もそこそこかかりますが、米Amazonを使うよりはお手軽かと。納期も早いですし値段も送料入れて2000円程度ですし。ただし、取り扱い2店のうちKLDEALSという方は米Amazonと変わらず遅い模様。卸問屋〜という方が3−5日と早いようですが、在庫状況や時期によって取扱店や値段が変わったりするかもしれないのでご注意ください。

いずれにせよ、重さや厚みが増すという点でのデメリットはあるのですが、Nexus7を保護した形で手軽に持ち歩けるという点では大きなメリットのあるケースだと思います。しばらくは自分もこちらのケースを常用したいと思います。Nexus7用の手帳タイプのケースをお探しの方で、本紹介が参考になれば幸いです。