アイドルマスターシャイニーフェスタ レビュー〜軽快に楽しめる音ゲー&Music Clip集
昨日発売されたアイドルマスターシャイニーフェスタ。
自分は伊織、響好きだったのでファンキーノートを購入してきました。ざっと4時間ほどプレイしてEDまで見たのでレビューしてみたいと思います。
PSPをTVにつないで大画面プレイ
まずは、PSPでの発売と言うことですが、せっかくですから大画面でプレイしたい。ということでプレイはTVにつないで行いました。TVはREGZAでゲームモードのポータブルズームを使用。PSPにはD端子出力ケーブルをつないで出力しました。
D端子ケーブル(PSP-2000 / PSP-3000シリーズ専用)
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2007/09/13
- メディア: Video Game
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さらにPSP側にも以下のグリップを導入。
PSP-3000/2000用グリップ&パッドセット『プレイヤーアシストセット(ブラック)』
- 出版社/メーカー: ゲームテック
- 発売日: 2010/12/10
- メディア: Video Game
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値段もお手頃でグリップ感はデュアルショックに近い感じでなかなかいいです。これでなんちゃって有線据え置きゲーム機感覚でのプレイとなります。
冒頭に新作アニメ
まず、ゲームを開始するとプロデューサーとユニット名をつけ、目玉である新作アニメ映像がスタートします。今回のゲームの舞台である南の島でのフェスへの参加や旅の道程なども含めた、ゲーム導入部的アニメになっていますね。映像はなかなかきれいですが、解像度はさすがにPSPなので低い感は否めず。ボリューム的には一話分という感じです。
単曲プレイのステージモード
その後、簡単なチュートリアル的導入があってからプレイへ。基本となるのはシンプルに二つ、ステージとライブ「STAR OF FESTA」。ステージは単純に一曲ずつプレイするモードで、難易度が最初はDEBUTとREGULARが選択可能、その後クリアしていくことでPROやMASTERの難易度が追加されていきます。
音ゲーの部分はシンプルで、左右からマーカーが流れてきて、ヒットポジションまで来たところで押すだけ。左から流れてくるものは十字キー、右から流れてくるものは○×含めたボタンのいずれかを押せばOK。タイミングによってPERFECT、GOOD、NORMAL、BADとあり、コンボもあるなどは通常の音ゲーですね。途中、順調に行って☆マークが流れてきたところでヒットすると、背面に流れるMUSIC CLIPがもう一種類のものに変わります。変化要素はこの程度でしょうか。
プレイが終わると、スコアに応じてマニーがもらえファンの数も増えていきます。この辺もアイマスですね。難易度的にはDEBUTはマーカーの流れ方もフラットで数も少なく所見でもSランクを出せるレベル。REGULARですでにちょっとむずかしくはなりますが、Aぐらいはなんとか初見でも出せるか。自分RESTARTがやたらめっぽうむずかしいのですけど。右だけ、左だけ流れてくる場合は楽なのですが、両方から流れてくる場合はパニック状態になります。ただ、連打しても空押しのペナルティがあまりなく、タイミングがパーフェクトにはならないもののコンボはつづけられるので、困ったらガチャプレイでもなんとかなったりします。ハイスコアは難しいですが。DEBUTでもAランクを出すとPROが選択できますが、すでにPROの段階で鬼のように難しくなりますね。マーカーの流れも直線でなく、ヒットポジションも真ん中固定でなくなります。この上のMASTERとかどんな難易度やら。全難易度やりこもうとすると相当大変そうな印象です。
ちなみに、ステージモードをプレイしていても、ある程度のタイミングでアイドルたちとの小話が挿入されます。ほんの短い会話ですけど。PSPのためかアイドルはたち絵のみ。口パクもなく、口を開いていない絵も多いのはちょっとどうかと思いましたが。
3曲連続&5週でポイントを競うライブモード「STAR OF FESTA」
そして、メインシナリオにあたるところが「STAR OF FESTA」。一回が1週分にあたり、3曲連続でプレイ。5週で100,000ptを超えることが目的となります。難易度は最初のモードではREGULARまで選べます。だいたい1曲7000ptをとるのがトータルでのクリアの目処となりますね。
STAR OF FESTA(SOF)では通常のステージモードの時に加えて、思い出バーストが使えます。この思い出の値はステージモードで曲に関連したキャラごとにたまっていきます。最初は5つまでためられ、マニーをためてお守りを買うとためられ量を増やすことも。このハートが曲の中でばらまかれて、うまくヒットできればポイントが蓄積されていきます。思い出については、ステージ選択時にどのアイドルを割り当てるか設定が必要です。
ステージにはアイテムも使用可能。ショップで購入し、開始前に割り当てます。判定をあまくしたり、長押し失敗を無しにしてくれたり、基本は難易度軽減アイテムですね。消耗品ですがアイテムランクを上げると高いけど消耗しないものも買うことができます。ただ、3曲のステージで一種類のアイテムしか割り当てられないのは気になりましたね。曲によっても割り当てたいアイテム変わるでしょうにと思いました。この辺は不自由さも。
曲の最初の2曲はステージと変わらず。3曲目はシンデレラガールズのアイドルたちと対戦することが可能。Aランク、Cランクといった形で何人か表示され、選択可能。対戦しない空のステージを選ぶこともできます。対決はスコアで勝負。相手を上回るとそのステージでもらえるポイントが数パーセント増し、まけると逆に数パーセント減となります。さらに勝つと相手アイドルの名刺がもらえカードコレクションの要素もあります。一応カードにはいくつか効果もあり。
とりあえず、3曲×5週の15曲勝負で10万ポイントですので、だいたい一曲7000ptぐらいの感じ。これは、REGULARをA評価でクリアできればいい感じで、それほど難しいものでもありません。自分の場合はステージモードでREGULARをならしながら思い出を5つまでため、たまったらSOFをプレイ。10万5000ptぐらいで4時間ほどでクリアできました。てっきり、最後10万超えたらラスボス戦みたいな対決があるかと思いきや、単純にクリアしてしまって拍子抜けでしたね。
一応、各週のライブの前後にはシナリオが挟まっています。ただ、これもステージ合間の寸劇と同様たいしたボリュームはありません。ちょっとした要素を付け加えている程度の印象でしたね。
質の高いMUSIC CLIP〜画質は残念
さて、上記が主にゲーム部分でしたが、主体となるのがMUSIC CLIP。これはどれもプリレンダリングされたCGもしくはアニメの圧縮動画となっています。CGのものはアイマス2モデルが主体で、ノーマルのクリップはそのまま、SPECIALはG4Uみたいな形でいろいろ演出が加わっています。ニコニコ動画のMADのようなもの、ともいえますが映像切り貼りでは作れないアングルからの映像などがあるのが、さすが公式という感じですね。また、いくつかのクリップではTVアニメの映像、そして新規のアニメ映像も流れます。
残念なのはやはり画質ですかね。解像度が低いのは仕方ないのですが、圧縮のブロックノイズ、モスキートノイズもかなり発生しています。圧縮率が高すぎるというか。できればVita版やPS3版といった機種でも同時発売してくれれば、そちらを選んだんですけどね。もしくは映像だけおさめたBDとかでも。
まとめ〜アニメ・MUSIC CLIP+αな内容
以上、ざっと感想を述べてみました。とりあえず4時間ほどクリアまでプレイしていたときは非常に楽しめました。聞き慣れた曲に凝った映像。音ゲー部分もなかなか歯ごたえもあり、ワンプレイもそれほど長くないのでさくさくプレイできました。この部分の繰り返しを楽しめる人にはかなり楽しめると思います。
ただ、3パッケージ同時発売のせいもあってか、ボリューム感は今ひとつ。この後高難易度を極めていこうとすると相当大変なのですが、それもなんか水増し感がするんですよね。一度REGULARでクリアーして全MUSIC CLIP解放、EDも見てしまったらそれで終了、という感じもして、それだとコストパフォーマンス的にどうかなぁ、というところも。アニメDVDとかの相場を考えれば、新作アニメ&20曲を超えるMUSIC CLIPが入っていて5000円程度というのは特に高くもないんですけどね。
UMDの初回版にはThe world is all oneがダウンロードできるバックステージパスがついています。これを目的に買うのもいいでしょうが、基本的にはアイマス好きのためのファンアイテムの範疇を出ていないとは思っておいた方がいいです。逆にアイマス好きでいろいろ映像を楽しみたい方にはおすすめです。