ニンテンドー3DSダウンロード版販売詳細公開〜7/28のNewマリ2&鬼トレから

いよいよ来週に迫った3DSLLの発売。

ニンテンドー3DS LL ホワイト【メーカー生産終了】 ニンテンドー3DS LL レッドXブラック 【メーカー生産終了】 ニンテンドー3DS LL シルバーXブラック【メーカー生産終了】
それと併せてNewスーパーマリオ2と鬼トレも発売されます。
New スーパーマリオブラザーズ 2 - 3DS 東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング - 3DS

3DSにおいて値下げ、ミリオントリオの年末年始に次ぐ、大きな節目となるわけですが、ビジネス的にも日本のゲーム業界において大きな動きなのが「DL版の店頭販売開始」です。この詳細が、1週間前というタイミングでようやく公開されました。

3DSソフトのダウンロード版は7月28日『Newマリ2』『鬼トレ』から、3DS LLと同日 - Engadget Japanese

ニンテンドー3DS|ニンテンドー3DSカードソフト ダウンロード版について|Nintendo

とは言っても、大枠はこれまで岩田社長が説明会などで説明していたとおり。eShopでの任天堂販売は定価。一方で、小売の方ではDL可能なコードの書かれたカードを販売し、こちらは販売店毎に価格設定が可能となっています。

DL版店頭取扱〜大手が名を連ねるもヨドバシなど無し

DL版の店頭販売するのは今のところ下記の通り。

ニンテンドー3DS専用カードソフト「ダウンロードカード」取り扱い店舗一覧

大手は大体入っているような感じですが、ヨドバシ、イトーヨーカドートイザらスが入っていないのがちょっと気になるところです。いずれも、任天堂ゲームでは大きな販売があったところだとは思うんですがね。これらが入っていない理由はなんなのか。

価格としてはまだ詳細が分からないところが多いですが、とりあえずセブンイレブンの情報が出ています。

4Gamer.net ― セブン-イレブン,ニンテンドー3DS用ソフトを入手するためのダウンロードカードを,全国の店舗で7月23日に発売
コンテンツ配信 : セブン-イレブン、任天堂ゲームをダウンロードできるカードを販売開始……コンビニ初 | RBB TODAY (ブロードバンド、その他のニュース)

セブインイレブンでは、Newマリオ2が4480円、鬼トレが3580円。各々eShopより500円、400円安い形ですね。これは、パッケージ版の価格とも同じようです。

ゲームソフト|セブン-イレブン〜近くて便利〜

もっとも、AmazonとかだとNewマリ2が4000円切っていたりするので、この辺の値引き次第ではパッケージの方が安いという状況はありそうです。VitaでもパッケージソフトよりDL版の方が定価的には安いものの、店頭の安売りで値段逆転とかありますからね。

発売前からカードは発売〜DLは購入後150日以内

DLカードの販売自体は、セブンイレブンではもう23日から始まるようです。つまり、ゲーム発売前からDLコード自体は入手出来るわけですね。ただ、実際にダウンロードできるのは28日の9時以降。Steamのプリロードみたく、発売日前からデータだけ先にSDカードにいつのまに通信とかでダウンロードしておき、発売日ジャストにロックだけ解除、とかできればいいのに、とも思うのですが。もしかしたら、今後発売のソフトではそうなる可能性も無くはないですが。

また、オンラインでコードだけ買うこともできるようです。ただ、現時点ではまだ取扱い店舗一覧がグレーになっていて表示されていません。Amazonとかが販売するようになると面白いですね。

現時点ではきついDL版の制限〜個別の引越しなど不可、引越し回数制限も

ただ、DL版については以前も何度が述べているように、現状ではかなりハード個体に対する縛りが強いです。

ニンテンドー3DSLLに関するQ&A〜拡張スライドパッドは年内、引越し機能は現状制約有り - わぱのつれづれ日記

複数人でひとつのソフトを使いまわしてしまう悪用禁止の意味合いもあるのでしょうが、これだと一人で複数台の3DSを利用している場合に都合が悪いです。移動回数に制限、ゲーム一個単位では移動不可、さらに移動すると1週間移動不可ですからね。完全に買い替えでの環境移植用でしかありません。そもそも、3DSにアカウントという概念が無いことが原因なのかもしれませんが、クラブニンテンドーIDとかを活用して、なんとかして欲しいところです。移動時にはオンライン認証必須とかでもいいので。そうじゃないと、3DSLLを買い足す、とかが出来ませんし。本体紛失や故障の時も大変ですよね。故障は最悪修理で復活するかもしれませんが、紛失は完全アウトですし。(まあ紛失については、紛失したハードと別ハード両方にソフト入れられてしまうと、二つが同時に存在とかになりかねないので難しいとは思いますが。)

まあ、こういうリスクが嫌ならパッケージ版、という説明でしたが、そういう二者択一しか方法無いのかなぁ、とも思います。もうちょっとやりようがありそうとは思うんですけど。

果たして市場、消費者の反応は

DL版の販売、ということ自体はそう珍しい話ではありません。ただ、小売でPOSA方式でカードを販売することでゲームそのものを売るというのは、日本では初となります。買ったはいいが受け取り方がわからないとかのトラブルもあるでしょうし、小売がどの程度の比率で入荷するかも分かりません。そしてどの程度売れるのかも。果たして、市場、小売がどういった反応を示し、どういった結果になるのか。ゲームビジネスという意味で非常に興味深いところだと思いますね。