第2回NintendoDirect配信〜年度内ソフトを中心に紹介

ニンテンドー3DSが400万台を達成し、勢いに乗る任天堂。今日は来年1月から3月までのソフトの紹介を中心とする、第2回NintendoDirectが配信されました。

Nintendo Direct 2011.12.27|Nintendo

12時からの配信で、岩田社長からの紹介は40分ほど。さらにその後ニコ生ではNewラブプラス社長が訊くVOCALOIDの紹介、モンハン座談会などがありましたね。

キキトリック - Wii

キキトリック - Wii

ソフトの紹介では、Wiiキキトリックがなかなか斬新でしたね。坂本賀勇さんの統括ということで、ワリオチックなところも。根本にあるのは、ノイズ的な音を文脈と音の流れで聞き取るというところ。これは、自分が英会話やっていたときにも意識するところですね。ネイティブほど、言語というのは杓子常時な文法と言葉でなく、音で把握します。英語でも、状況を想像してその予想にあった言葉が聞こえてくると理解しやすいんですよね。逆に簡単な英語でも、自分の詳しくない分野だったりすると分からなくなることも。その逆で、向こうの人も音のアクセントと流れで把握する分、日本人のノーアクセントのカタカタ英語だとなかなか通じない、というところもあります。そういったところに親しんでいる身からすると、実にこのアプローチはおもしろいな、と感じました。ノイズを使ったゲームというのは岩田社長の発案らしいですが、まいど目線が面白い。とはいえ、Wiiという据置でなおかつ5800円というのは高い印象。2000円ぐらいのダウンロードソフトで十分なのでは?と感じましたね。まあ、今後3DSとかに移植されるかもしれません。

心霊カメラ ~憑いてる手帳~ - 3DS

心霊カメラ ~憑いてる手帳~ - 3DS

心霊カメラは、ARと組み合わせた零って感じそのままですね。ブックレットが付いてきて、それをとりながらゲームを進めていく感じみたいです。シャッターのシーンはまんま零。しかし、ARは立体視と相性がわるいので、その辺をどんな感じでチューンしているか気になるところです。

シアトリズム ファイナルファンタジー - 3DS

シアトリズム ファイナルファンタジー - 3DS

リズム怪盗Rシアトリズムリズムゲームリズム怪盗Rリズム天国風なスペースチャンネルみたいなかんじで、体験版配信されていますが結構好評な模様。自分もちょっとやってみましたが、周りに合わせてリズムよくタッチを滑らす感じで、軽快にプレイ出来ますね。シアトリズムも体験版が配信されていますが、まだ未プレイ。

その他にも、バイオリベレーションや鉄拳、エースコンバットなどの有名どころのタイトルや、キングダムハーツ、無双VSなどの紹介がされていました。毎年1〜3月ぐらいは手薄になりがちな時期なのですが、結構サードを中心にコンスタントにソフトがある感じですね。年末年始で爆発した400万台が、こうしたサードソフトの売上にうまくつながるといいんですが(サードのソフトの出来がいいのが先決ですけど。)

NEWラブプラス (通常版) - 3DS

NEWラブプラス (通常版) - 3DS

あと、2月14日に発売されるNewラブプラス。岩田社長と内田Pとの対談がかなりシュールで楽しかったですね。いきなり顔認識で「いわたくん」と呼ばれてどっきりする岩田社長とか。質問とかも結構考える時間が長くて素なリアクションで面白かったです。あと、ARでの記念撮影機能。イスに座った岩田社長の写真に、あとから寧々さんがイスに座りかけるのがおおっという感じでした。立体カメラでイスというか段差を認識しているんですかね?人の位置は顔認識とかで。Kinectっぽいというか、なかなかおもしろい活用法だなと感じました。ただ、根本的にこれ、写真を撮るのと写るのが一人で完結しないような。彼女とのツーショットを撮るには、時間差シャッターが必須な気がするんですが、ちゃんと入っているんですかね?他人に撮ってもらうのはかなりきついところもあると思うんですけど。

4月移行のタイトルとしては、ファイヤーエンブレム。副題が「覚醒」の二文字と、今までの〇〇の〇〇という形とは変えてきましたね。まあ略称になると二文字になってしまうので、こっちでもいいのかもしれませんが。ちなみに、日経新聞の報道でこのFEが3月発売でDLC対応第一弾であると報じられていましたが、特に今回の配信では触れられませんでした。

任天堂、3DSで追加コンテンツ販売へ・・・来春の『ファイアーエムブレム』から | インサイド (任天堂、3DSのニュース)

発売時期が日経報道とズレているところとか、なんか変なところがありますね。全くの嘘情報でも無い気がするんですが、NintendoDirectでの発表も無かっただけに、とりあえずは任天堂発表があるまでは保留ってところでしょうか。個人的にはソーシャルにあるようなアイテム課金での見栄の張り合いみたいなものでなく、単なる追加コンテンツという形なら据置なら普通にやっていることですし、有りだと思いますけどね。別にゲームメディアに金を払っているわけでは本来無いはずなので。

以上、ざっと紹介されたソフトに触れてみましたが、そこそこの知名度のあるタイトルはそろっているかな、という印象。ただ、あまり従来の枠をはみ出すものでなく、続編中心のラインナップでGBAっぽい展開ですよね。任天堂自身の新機軸は年度内にはWiiキキトリックしかなさそうなのが残念。できれば、本体内蔵ソフト以外でもそろそろ新機軸を見せて欲しいところです。来年はWiiUもあるだけに、それまでに3DSで見せて欲しいですね。