PC版スカイリム(Skyrim)にて英語音声&日本語字幕プレイ

世間ではMH3Gで盛り上がっているところですが、自分はどっぷりはまっているのはスカイリム。

The Elder Scrolls V : Skyrim 【CEROレーティング「Z」】 - PS3 The Elder Scrolls V : Skyrim 【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360 Elder Scrolls V: Skyrim (輸入版 北米)

今日開催された米大手エンタメTVチャンネルのSPIKE主催VGA2011にて、GOTY(Game Of The Year)にも見事輝いていましたね。

(VGA 2011) “Video Game Awards”各部門の受賞タイトル速報、GOTYは「The Elder Scrolls V: Skyrim」の手に! « doope! 国内外のゲーム情報総合サイト

GOTYは、各種メディアやサイトごとに授賞するものなので、他にもいろいろありますが、SPIKEのものは規模もでかいだけに権威がある賞。とはいえ、ある意味予想通り、という反応もありますね。

PC版ではファイル入れ替えで「英語音声・日本語字幕」が可能に

さて、そんなSkyrimですが、自分がプレイしているのはPC版。日本語版仕様でいろいろなすったもんだがあったのですが、結局実際にはSteamでプロパティの使用言語を切り替えるだけで日本語と英語の入れ替えが可能という、結構シンプルな形に落ち着きました。そんなPC版で前々から関心が持たれていたのは「英語音声・日本語字幕」ができるか、ということ。日本語音声も深く考えず誰でもしっかり内容が理解できるという点で素晴らしいのですが、ある程度英語ができて、洋画とかは基本的に雰囲気重視で字幕派、みたいな人だと、スカイリムもできれば英語音声・日本語字幕で、という人もいます。特にTES4,5とこれまで英語音声が基本だったシリーズですからね。PCのコアなファンではそういった要望が強くありました。

コンシューマーでは特にXbox360のディスク容量などの関係もあって英語音声は搭載されず日本語音声・字幕仕様でしたが、ネット配信のPC版はその縛りは本来緩いはず。ただ、結局検証などの関係か権利の関係か、標準では日本語音声・字幕か英語音声・英語字幕の選択式となっていました。

これにたいして、事前に予測されていたことではありますが「どっちかのファイルを一部コピーすることで英語音声・日本語字幕を実現」ということができないか、実際に試行錯誤して成功しているようです。実際の変更例は以下の動画みたいな形となります。

Steam上で日本語版・英語版を両方入手して入れ替え

具体的な入れ替え手段は以下のページが詳しいです。

ちらしの裏 : Skyrim 英語版exeの日本語化あれこれ
ポリゴン革命:The Elder Scrolls V: Skyrim 日本語版リリース!英語音声も可 - livedoor Blog(ブログ)

大枠としては、「日本語版ファイルから字幕用データ、メニュー用データをコピーして保存」→「英語版に切替」→「字幕・メニューデータをコピー」という形ですね。実際には、UI系は別ツールを使って一部ファイルを抽出する手順などもあるので、PCについてそれなりの知識は必要です。ただ、一応Steam配信の公式ファイルと一部解凍ツールを使うだけの、比較的クリーンなやり方になっています。Steamで正規購入していれば一応誰でも試せる手段なのはいいですね。(ちなみに上記手法では音声も日本語にできてしまいます。exeだけ英語版を使う、といった形ですね。)

自分も、上記手法で英語音声・日本語字幕でプレイしています。日本語音声も悪くは無いのですが、若干声優が若すぎたり偏りのある印象もあり、英語音声の方が雰囲気が出るかなぁ、という感じで。最も、音声に関しては「Skyrim - Voices.bsa」「Skyrim - VoicesExtra.bsa」を日本語、英語それぞれリネームコピーでもして残しておけば、いつでも切替は可能なんですけどね。

英語版も現状2バイト文字対応済み〜将来的には一本化?

今回、比較的簡単に切り替えできるのが、そもそも英語版のexeファイルがver.1.2以降マルチバイト対応したため。日本版のexeはまだver.1.1。PC版は1.3が出ていてCore2Duo最適化や不具合対応なのが入っているのに、それについていけてないところが有ります。マウス関連のバグやAAメニューが無効になるとかの独自バグもあるようですしね。この辺を心配して、英語版に切り替えている人もいます。

とはいえ、特に日本語音声・字幕で不満がなく、コントローラ中心で深刻なバグに困ってもいないなら、無理してやるべきことでもありません。Steamの正規の更新方法とは外れるため、次のver.1.4が配信されたときに果たしてどういった事態になるかも分かっていません。セーブデータの互換も、今のところ日本語版でも英語版でも動いてはいますが、どこで不具合が起きるかは予想できません。ですのであくまで全て自己責任で、ということでよろしくおねがいします。(現時点でも、英語版exeでのセーブデータで無駄な空白が多数入る症状あり。)

英語版の方が、わざわざ正式リリース後、日本語版リリース前に2バイト文字対応してきたことを考えても、今後は日本語版そのものが英語版と共通のexeを使うようになってくるかもしれません。そうなれば「英語版のVoiceファイルを日本語版にコピーするだけ」とかで英語音声・日本語字幕が簡単にできるようになるかもしれません。バグ放置期間短縮なども含め、そういった一本化になっていくといいな、と思います。