やり込み要素がぐっと増した「すれちがいMii広場」

まずはMii広場について。こちらは、起動するといきなり追加機能の説明が延々とされます。そして、説明が終わったと思ったら、いきなり「祝」の文字の元、祝福の嵐。どうやら、「祝」というのは実績に相当するもので、はじめて◯◯した、とか何人集まった、とかで祝ってもらえるようです。これが、これまでの累積値も一気にカウントして解除されるために、最初に祝福の嵐になってしまうようですね。ちなみにリスト上は78ありました。自分はいきなり28個解禁された形で、ちょっと鬱陶しかったです。

その他、追加された要素で面白いのは「すれちがいマップ」。これまですれ違った人がいる県が塗りつぶされていきます。しかも、日本だけでないのもポイント。自分だとカナダとアメリカがいましたね。こちらも州レベルで塗りつぶされています。一体何ヶ国用意してあるやら。実質コンプリートは不可能かもしれません。

それ以外には、音楽リストが追加。曲をいろいろ聞くことが出来ます。すれちがい伝説IIの曲も。あと、スライドショーというアイコンが追加され、ピース集めの旅で解禁された絵を、動き付き＆カメラ移動ありでじっくり見ることが出来ます。リンクとかかなりきれいですね。Wiiレベルならまじめに移植出来てしまいそう。

そして、目玉であるのが「すれちがい伝説II」。こちらは、前のすれちがい伝説をコンプリートしているとプレイ出来ます。帽子集めも必要なので実質2周クリアが必要ですね。まあ、自分ははるか昔にクリアしていたのでさっそくIIをプレイ出来ました。今回は、自分のMiiに似た王子・王女を含めた3人がさらわれ、王子から順に助けに行く形。冒険には、今回すれ違った人だけで無く、過去の人からも3人までコインで雇って参加させられます。レベル＋2枚必要な形かな？コインも300で溜まりきっていたので、結構やろうと思えば一気にクリアできてしまいそうです。勿体無いのでやりませんが。ちなみに、過去のMiiで近所の人でレベルがやたら高い人もいるんですが、結構前の方にすれちがったために、スクロールさせて選択するのが非常に困難。500人もいると、最初の方に戻すだけで数分かかってしまいます。これは、もっと早くスクロールさせる手段を用意して欲しかったですね。

ゲームの方も追加要素があり、次の勇者を呼んで合体攻撃や魔法ができるようになります。同じ色で揃うと効果があがるところは確認。2人で3人分の攻撃力って感じですね。他には、コインで買い物ができ、次の勇者を強くしたり、ゴーストの効果を消したりとかが出来るようになりました。これでハマりに近い状況に陥りにくくなるかもしれませんね。

コースにも分岐有り。さらに、選べる帽子の数もかなり増えているようです。周回プレイがより可能になった感じですね。前と比べてやりつくすまでだいぶ時間がかかりそうです。

その他では、いつの間に通信に対応するようになりました。どの程度の要素が配信されるのかわかりませんが、田舎などで普段ほとんどすれ違えない人でも、ある程度の楽しみができるようになったかもしれません。領土の広いアメリカなどで特に有効なのかも。

とりあえず、前回のは結構あっという間にやりつくしてしまいまいたので、やり込み要素が増えたのは良かったな、という印象です。

体験版やいつの間に通信でのダウンロードに対応したeShop〜UIは相変わらず微妙

さて、一方のeShop。とかくUI関連のダメさが指摘されるこちらですが、今回もUI関連の改善はいまいち。メニューの見せ方や十字キー＋ボタンだけでは全て選択ができないところなどは改善されていません。何なんでしょうね？ポリシーなんでしょうか？「かならずどっかでタッチしろ」という。ほとんどボタンで操作できるのに、一箇所だけタッチが必要だったりすると、かなりイラッと来ます。今回で言うと、体験版ダウンロードでのCEROマーク確認。ここだけ、内容表示はボタンなのに、それを消すのはボタンで出来ない。ボタンと行っても「もどる」と「次へ」だけ。ここをタッチ必須にしている、必然性が分かりません。

一方、純粋な機能としては大きく向上しています。一つは体験版の追加。最初からMH3Gを含む結構な数のソフトがリストアップされています。そして、これらのソフトを「いつの間に通信」でダウンロードできるようなったこと。登録時に「あとで通信」を選んでおけば、ホーム画面にプレゼント箱だけ表示されて、後はスリープ時にダウンロードしてくれます。プレゼント箱アイコンで進捗確認やキャンセルも可能。ただ、アイコンを選択しただけでは情報は分からず、ボタンで決定するまでする必要があります。ワンステップ多いなあ、という印象。体験版を落とす時も、ちょっと確認がくどい感じですね。PSStoreでも結構くどいと思いましたが、あれに匹敵、もしくはさらにくどいレベル。360がこの辺は一番すっきりしていた印象です。

とりあえず、機能的に他のプラットホームにだいぶ並んできた今回の更新ですが、UI関連の根本的なおかしさをどうにかして欲しいところ。というか、ここまで治らないと、もうそういうポリシーなのかと、失望と共に諦め気味にもなっていますが…。

まとめ〜一歩前進、まだまだ期待

以上、すれちがいMii広場とニンテンドーeShopに絞って触れてみました。どちらも、機能的には大きな一歩であると思います。いつのまに通信はすれちがい通信と並んで3DSならではの機能なので、その部分が拡充されたのはいいですね。

ただ、まだ他のプラットホームに対して大きく上回ったか、というとそうでも無いように思えます。これで改善の手を休められる出来では残念ながらありません。さらなる改善や追加機能に期待したいと思います。