Nintendo Direct公開〜任天堂自ら動画でゲーム・サービス紹介

ニンテンドー3DSの値下げで大きなインパクトを(負の方でも)与えていた任天堂ですが、なんだかんだでその後のソフトラインナップなどの充実などでなかなか好調な推移を見せてきています。先日のTGS前のカンファレンスでは、ソニーと好対照な結果になっていましたね。

ニンテンドー3DS アクアブルー【メーカー生産終了】 ニンテンドー3DS フレアレッド【メーカー生産終了】 ニンテンドー3DS アイスホワイト【メーカー生産終了】 ニンテンドー3DS ミスティピンク【メーカー生産終了】 ニンテンドー3DS コスモブラック【メーカー生産終了】

さてその任天堂ですが、前回の動画配信でニコ動やUstreamで広く放送した反響の大きさに味をしめたようで、今度は録画形式で岩田社長がゲーム・サービス紹介を行う「Nintendo Direct」というのを立ち上げました。それが以下の動画。

Nintendo Direct 2011.10.21 ニンテンドーダイレクト|Nintendo

実際、冒頭で岩田社長自らがこうした意図を話しています。録画にしたのは、日本語の生放送だと海外で聞けないので、予め録画して全世界同時配信しているようです。「トゥイッター」で自らつぶやきもするなど、ここのところ保守的な印象の強かった岩田社長が、だいぶ積極的に自ら動き出したな、という印象を受けます。

3DS本体機能バージョンアップ

発表内容としては、自分が期待していた3DSのアップデート関連。すれちがいMii広場の拡充は嬉しいですね。持ち歩く楽しみが増します。3Dカメラに付いては、あまり期待してなかったのですが、インターバル撮影や自分が好きなタイミングで撮影してつなげることができるモードが用意されているのが、実に遊び心がありますね。インターバル撮影って、結構高機能なカメラでないと付いてなかったりするんですよね。デモで時計の針の動きとかを表現されていましたが、空の雲の動きとか撮影するのも面白そうです。コマ撮り動画が簡単にできそうなのもおもしろそう。うごメモとかからの流れというか。ただ、まあいかんせん3DSはカメラそのものの性能が低すぎるんですよね。画質も感度もレンズも。トイカメラでしかないので、これらの機能が正直生かしきれないような気もします。3DSLL出すならカメラのクオリティアップにも期待したいです。

ソフト面での展開

ソフトとしては、マリオカート7の詳細が説明されていましたね。コミュニティ関連がなかなか充実してそうです。すれちがった人とのつながりを重視している、というかんじですかね。あんまりつながりが強くなりすぎると、出会い系とか変な部分で犯罪につながりかねず危険な感じはするんですが。プライベートなところが漏れないような仕組みがあるといいんですけど。簡単、あんしん、無料が維持されていることを期待します。

マリオ3Dの方は、骨のあるステージの映像をCMとは別途用意して放映。この辺は、わざわざ動画を見に来ている層がゲーマーであるという認識でしょうね。よく分かっているというか。ファミコン3の音楽がなんとも懐かしいです。

それ以外はバンナムコーエーのゲーム。このあたりは自分の関心外ですね。DLソフトが結構独特。「かわす」ことを主眼においた居合アクションや、奥行きテトリスというか穴を抜けていくゲームとか、このあたりは結構面白そうでした。すれちがい交換日記なんかも、発展したピクトチャットみたいな印象ですね。

締めはまたMH3Gの映像。亜種がいろいろ出て盛り上がっていたようですが、モンハンをやっていないので、いまいちその差分がどうすごいのか分からず、ニコ生で見ていましたが皆の興奮についていけませんでした。

まとめ

録画で編集もされているということでなかなか濃縮された紹介でしたね。定期的に任天堂からこうした発表をしてくれると嬉しいなと思います。タイミング的には1月末ぐらいですかね、次は。あと、公式のNitendo Directのページも、ソフト紹介ページなどへのリンクも充実しているといいかなと思いました。全て動画なのもたるいので。

いずれにせよ、年末の充実したラインナップに向けて攻勢を緩めない任天堂。一方で、VitaやPS3もいろいろ注目を集めています。MH3Gやマリカなどが爆発的な需要があることは予想できますが、それが他のソフト、ハードにどの程度影響するのかが読めないところ。いずれにせよ、業界動向好きとしては年末商戦の行方が楽しみです。