東京ゲームショウ2011 体験プレイ・イベントレポート

昨日の東京ゲームショウ全体のレポートで、残っていた具体的な体験プレイ、イベントなどの紹介を今回はしたいと思います。

セガブース、初音ミクイベント&project mirai体験プレイ

まずはセガステージでの初音ミクのイベント。Vitaの試遊ができず、SCEブースの周りをうろうろしているときに丁度目の前のセガブースで初音ミクのステージイベントが開催されていたので、見てきました。

ついに藤田咲さんたちがミクに声をあてる!? 初音ミクのゲーム2作のステージをレポ! 『アイマス』からのゲストなどサプライズ多数!! - 電撃オンライン

イベントでは、VOCALOIDの中の人たちが登場。藤田咲さんが司会に立ち、下田麻美さんと浅川悠さんがゲストで登場。さらにイベントの最後にはアイドルマスターとのコラボということでガミPと若林直美さんも登場。アイマスイベント前に、思わぬところでアイマス関連の人たちを目にすることができてラッキーでした。

イベントでは、セガの内海氏が結構ぶっちゃけトークしてましたね。「なんでproject miraiは(仮)なのか」という質問では、「単にロゴが間に合わなかったから」。PVにルカが出てこない件についても「モデルが間に合わなかったから」。3月発売なのでまだ半年ありますが、結構いっぱいいっぱいなんですかね。

その他、PSPのDIVA extendの紹介も。DIVAをプレイしてないので、結構さっぱりな感じ。OPムービーにとうとう中の人が声を当てるようですね。やはりVOCALOIDとは声の出し方が違うので違和感はあります。その分、収録でのつっこみも厳しかったみたいで、1分半(3分)の動画の音声収録に4時間かかったとのこと。

イベント後、体験コーナーに行くとproject miraiの体験プレイの整理券が配布していたので、それを入手。イベント後というだけあって飛ぶようにはけていて、自分がもらったのは既に15時半のものでしたね。その時間にもう一度来て体験プレイ。体験できたのは、PVでも流れていた2つ。OSTERさんの2Dアニメがどう3Dに見えるかも気になったのですが、せっかくなのでやはりねんどろいど版の方でプレイ。難易度も1ボタンだけのEASYと2ボタン使うNORMALが選べたのですが、見栄を張ってNORMALにしたところ、結構むずかしい。サークル上に表示されるA,Bのマーカーに針が来るのを合わせて押すだけなのですが、ボタンが連続しているところとちょっと空いているところなんかが混ざると、うまく対応しきれませんでした。それでも、ゲーム自体はミスの度合いに応じてレベルが自動調整される形なので、比較的気軽に楽しめそうです。ただ、マーカーに追われてPVの方はまともに見ることは出来ませんでしたね。

その他、帰り際にはステージでも登場したねんどろいどミクの着ぐるみがポーズとっていました。正直ちょっとキモかわいいの域に達していたような。頬が出っ張り過ぎな印象で。後、「中に入ってるのどうせおっさんなんだろうなぁ」とか思ったり。

ブレイブリーデフォルトのAR体験

初音ミクステージの後は、特に大きな目的もなかったのでブラブラと。そんな中、スクエニブースに立ち寄ったところ、3DSブレイブリーデフォルトのAR機能についての体験が30分待ちでできる、ということだったのでフラッと列に並ぶことに。体験アプリは既に配布中で家でも試せることは知っていましたが、ARカードをくれるということだったので(実際はスクエニパンフにもついてましたが)。

体験コーナーには演出の意味で壁に波打つ映像?が表示されている状態。床に大きなARマーカーが置かれていました。そちらにカメラを向けると、女性キャラの演技が開始。彼女の動きに合わせて3DSを左右上下に動かして追う形。コンパニオンのお姉さんが、横からサポートしてくれます。印象としては、左右動きすぎ。あと、立体視がぶれる。AR、ジャイロと裸眼立体視の相性の悪さを改めて感じましたね。キャラの造形はよくできていますが、ちょっと演技が過剰で痛い感じでした。ゲームの方のキャラがまったりした感じなのに、彼女だけ立体お色気なのは、どうなんだろう?とも。

日本ゲーム大賞フューチャー部門授賞式

その後、ふらふらとブースを見ながら、イベントホールへ。こちらで、よゐこの有野氏が司会で日本フューチャー賞の授賞式があるというので、見学に。基本ミーハーなもので。有野さんは、今回は課長という立場でなく、作業着も着てなければ髪もばっちりセットされていました。ただ、しゃべりは相変わらず面白かったですけどね。

日本ゲーム大賞2011 > 受賞作品 > フューチャー部門

受賞作品は上記のとおり。会場での投票結果を踏まえ、別途選考委員が選出した11作品となっています。単純な投票だけで決まるわけでない、というのがポイント。どっちかというと、「今後売れて欲しいソフトを業界側が決める、お墨付き賞」という印象が強いです。1票でも投票があれば選考対象らしいので。

授賞時には、各ゲームのクリエーターやプロデューサーなどが登壇。プレゼンターは電撃、ゲーマガファミ通アイマス好きとしてはウメちゃんが見れたのが良かったですかね。その他では、クリエーターとしては名越氏がまたキャバ嬢風の女性を引き連れて登壇していました。

来場者投票数としては、モンハン3Gがダントツだったとコメントがありました。その授賞時のコメントとして、開発者側が「短期間で、3DSという新しいハードで作らなきゃいけなくなった」と発言していたのがちょっと気になりました。追い込み時期で、授賞は励みになる、という感じでしたけど。あと、ファミ通の長田氏が「3DSを買ってまでやる価値があるのか」みたいな話の導入をしたのも、らしいなぁ、とも。一応話の締めは「全く心配なかった」という論調で、PSPファンの不安を解消させよう、という話の流れではあるんですが、以前彼がMidnight liveでKinectが出たとき「どうせ日本じゃ出ない」「俺はゲームがやりたい」とか飛び入り参加で暴言吐いていたのを見ているので、どうもいい感情を持てませんね。

アイマスステージイベント

フューチャー部門の授賞式の後、14時からのアイマスイベントへ。整理券に「13時までに集合」と書かれていたのを見落としていて、13時半についたときには既に入場後。一応係の人に整理券を見せて中に入れてもらえましたが、結局一番後ろの方になってしまいました。もっとも、元から番号が600番台だったので、後ろだったと思いますけど。

『初音ミク −Project DIVA−』チームが駆け付けた『アイドルマスター2』ステージをレポ! 体験版の配信が準備中!! - 電撃オンライン

イベントでは、初音ミクステージで若林さんらが登場したのを受けて藤田咲さんらが登場。セガの元広報馬場氏も、元はアイマスPだったとの紹介で会場も盛り上がっていましたね。ちょっとミク絡みの話が長すぎた印象はありました。ミクステージではそこまでアイマスプッシュがひどくなかったので、あくまでアイマス主で紹介しても良かったと思うんですけどね。

PS3版の初回限定版の紹介も行われていました。小鳥さん描きおろし妄想小説とか、ネタ込みですねぇ。自分もノリで注文してしまった限定版ですが、はたしてその高価な値段に見合う中身になっているかどうか。

後半は歌の披露。若林さんの「いっぱいいっぱい」、ミンゴスの「arcadia」、下田さんの「ポジティブ」、そして3人で新曲「七彩ボタン」が披露。自分は今年からライブ参加だったので、古い曲がライブで聞けたのは良かったですね。新曲七彩ボタンは、これまでにない感じの曲でしたね。

最後はアニメOPのREADY。新OPではなかったですが、READYはライブで皆手慣れた感じでコールもよく揃っていましたね。後ろのほうで、係の人に「ジャンプはあまりしないでください」と忠告されている人がいたのですが、そのすぐ後にあさぽんが「みんなジャンプの準備はいい?!」と煽っていたのにはちょっと苦笑い。

特にアンコールなどは無かったですが、時間的には押していましたし、即解散って感じでしたね。昨年のような嫌な意味でのサプライズも無く無事終わってよかったです。個人的にはアニメ、PS3後の展開が聞きたかったところもあるんですけどね。これで終息、となると寂しいですし。ミンゴスが、来年、再来年とまた来たい、と言っていたので、それが叶うような展開がまだアイマスであればいいなと思います。

Newラブプラスの体験プレイ

イベント後、すでに上で述べたproject miraiの体験プレイが終わったあとは、特にやることも無くなったので会場全体をぐるっと見ていくことに。途中でコナミブースに立ち掛かり、Newラブプラスの体験プレイが30分待ちということだったのでならんでプレイしてみました。

体験できるのは、ジャイロ機能を使った写真撮影シーンだけ。これはちょっと拍子抜け。ただ、3D立体視が効かなくなっているのは、ある意味コナミ分かってるな、という感じも。

ジャイロで移動すると、キャラもある程度適したアングルになるように移動。上下のアングルなどが過度には買えられないようになっていましたね。Rで撮影モード、さらにもう一度Rで撮影、といった感じです。

いまいち、何がどのように楽しいのかは分からなかったですが、携帯機+ジャイロの一つの活用の仕方、という感じですかね。

ちなみに、ちょうどラブプラスの行列に並んでいるときに遠目でバンナムブースでJAM projectがステージイベントやっているのが見えました。アイマスも盛り上がっていましたが、JAM projectはそれよりも盛り上がっていましたね。今回、Level5が通常出展を取りやめていたのですが、ちょうどバンナムブースとなりに「商談・休憩スペース」という形でLevel5が場所を抑えており、そこがステージ整理券もらえなかった人の二次スペースみたいになっていましたね。

3DS拡張スライドパッド


任天堂は出展していないのですが、カプコンブースの脇で3DS拡張スライドパッドをコンパニオンが2名手でもって披露していました。ただ、どっちかというとカメラ撮影がメインで、拡張スライドパッドよりもコンパニオンがメインになっていたような。カメラ撮影も、コンパニオンはOK、スライドパッドは表面はいいけど裏はダメ、という感じでした。

持った感じとしては、グリップ感はなかなかのもの。スライドパッドも左の本体についているものと同じ。横にスライドパッドが出っ張る分ボタンが押しにくくなるかとも思いましたが、特にそんなこともなく。元々3DSでも本体が小さい分、多少余裕持って握っていましたからね。ZR,ZLの押し心地も良好。Rは新設で用意されているのですが、Lは本体のをそのまま使います。形や大きさは同じ漢字なんですが、素材が違ったりLの方が若干低いのでその辺で違和感はあったかも。

外に持ち歩く、ということを機にしないのであればなかなかよさ気な印象でしたね。

まとめ

その他は特にこれといった体験プレイはなく、ステージイベントをちらみしたり、ブースを回ったりしました。昨日のレポートでの述べましたが、全体的には規模が小さくなっていた印象。コナミバンナムスクエニセガカプコン、MS、ソニー、コーエイ、このあたりが大ブースで、洋ゲーはそれらのブースの中で展示されているような状態。ファルコムコナミブースの中でしたね。通路も以前より広かったような印象も。

ただ、ブースの行列は相変わらずすごいもので、行列制限しているものもちらほら。ゲーム好きな人の熱はまだまだ高いな、という印象です。今年の年末は、3DSが初の年末商戦を充実のラインナップで迎え、新機種Vitaも登場します。PS3Wiiでも大型ソフトが用意されており、相当熾烈な闘いに。マスコミは、なんかすっかり「ソーシャルじゃなければゲームじゃない」ぐらい極端な報道が目立ちますが、そこまで極端な動きは起きていない印象はあります。セカンドライフとか、マスコミ主導で煽ってた例は過去にもありましたしね。今回は各種サードもノリ気で、Vita自体ソニーがその流れを組み入れているところはありますが、パッケージソフト販売も少なくとも年末商戦では主役となるでしょう。果たしてどういった展開になりますか。