東京ゲームショウ2011 レポート

昨日まで開催された東京ゲームショウ

海外メーカーの出展が少なく、レベル5が通常の出展を見送るなど、いろいろな意味で心配されていたのですが、動員数ということではなんだかんだで史上最多を記録する形となりました。

TGS2011:史上もっともにぎわった東京ゲームショウ2011、過去最高の22万2668人を記録 - ITmedia ガジェット

自分は昨日の最終日に行ってきました。昨年、一昨年は都合により行けませんでしたので、実に3年ぶりですね。以下、本エントリでは全体の部分とVita関連について、ざっとそのレポートをしてみたいと思います。

到着〜開場まで

東京ゲームショウの個人的な目的としては、一つはアイマスファンとしてアイマスのステージ。後はできればVitaの体験したいというものでした。アイマスステージは整理券が必要で、行列必至ながら、優先入場ができるサポーターズチケット(3000円)は購入していなかったので、早めに行こうと出発。始発では無かったものの7時頃に海浜幕張に到着。前売り券を買い忘れていたため、幕張メッセで購入。一応並び始める前に買えるので、それほどタイムロスは無し。結局その後列の末尾までだらだらと歩き、止まっている列の後方についたのが7時半ぐらいでしたね。その時点で南7ホールあたり、様子を見に行った周りの人の会話によれば2000人ほどは並んでいたようです。

徐々に列が進み、自分が入場できたのは10時過ぎぐらい。そこから目的であるアイマスの整理券の列へ。すでにモンハンの整理券などは無くなってましたね。整理券自体は5分ぐらいでもらえました。600番台ぐらいで、結構ギリギリ。もらう直前で配る人が後ろに制限の合図出してましたので。

Vita体験は果たせず〜展示物のみ確認

整理券もらった後、Vitaのブースへ。ブースに着いたのは10時15分ぐらいだったのですが、すでに入場制限中。いつ再開するか聞いても未定。せっかくなので周りで再開待ちしようかと、通路からちょっとソニーブースに入ったぐらいで待っていましたが、それもダメ。結局、大目標の一つであったVita体験は果たせませんでした。残念。

せめて少しだけでも触れたい、実物を見たいと思い、ゲームプレイ出来なくていいから見られるところはないかと、係員に聞いたところ、ブースの一番奥に展示されているとのこと。裏側から回って、ブースの一番奥に行くと、本当に飾ってありました。なんでこんな奥に、って感じで、観ている人も全然おらず。見せる気殆ど無し、って印象受けましたね。

展示されていたのは、PSVita本体にカラーバリエーション、周辺機器、パッケージなど。写真撮影禁止だったので、その辺はメディアの記事参照ということで。
4Gamer.net ― [TGS 2011]Vitaのイメージカラーは青? パッケージやカートリッジなど,SCEブースに展示されているVita関連グッズを紹介
4Gamer.net ― [TGS 2011]PlayStation VitaのカラーバリエーションがSCEブースにて参考展示。いずれは個人の好みに合わせた選択が可能になるのかも?

PS Vitaの有機ELの表示は本当に綺麗ですね。展示では女子サッカーW杯の映像が流れていました。このあたりの動きは機敏ですね。コントラストもばっちり。展示の照明が明るかったので、輝度自体はそこまで強くは感じませんでしたが。後展示物では、純正のポータブルチャージャーの大きさが気になりました。

eneloopの新型モバイルブースターより容量が少なく(5400に対して5000)、端子数も1個(モバブは2個)。素直にモバブーを買っておいた方が良さそうです。色とか純正とかにこだわるというのなら別ですけど。

しかし、結局会場ではVitaの展示はこの奥まった場所にあるだけ。せめて壁際のところに実機展示を複数並べておくとか、コンパニオンの人に実機持たせて、遊撃的に見せるとか、そういった対策はとれなかったんでしょうかね?ゲームに付いても、Vita用ゲームはサードのブースでも「SCEで展示してます」とだけちょろっと書かれて大きな展示も無し。開場早々門前払いを受けてしまった人からすると、TGSにおいてVitaはある意味存在感が薄い形になってしまっていました。人気はある、という漠然とした印象だけで。そういった狙いだった、ってことなんですかねぇ。3DSが目立つところで動画とか行列がいろいろあったりとしていて各所で目立っていたのとは、ちょっと対照的だった印象です。

その他ブース

Vitaの展示にあぶれて移行は、あとは初音ミクのステージイベント、ブレイブリーデフォルトのAR体験、日本フューチャー賞授賞式、アイマスステージイベント、初音ミクproject mirai体験プレイ、Newラブプラス体験プレイ、といった感じで楽しみました。毎回のことですが、一つの行列が1時間とかが多く、入場制限している列も多かったですね。


一方、グリーや携帯電話ゲーム、専門学校のスペースは今まで以上に広かったものの、人は少なめ。芸人でデルステージや無料配布物には人がいましたが。結局、入場者数は増えたものの、そういった人がみな従来ゲームの方に流れてそっちの混雑が激化、ソーシャル系がブースの大きさで存在感は示していましたが、来客とはあまり比例せず、って感じでした。ニュースとかでは、まるでソーシャルが取って変わった、みたいな書き方していましたが、印象的には例年のTGSと対して変わらず。大きなブースを出すことで、マスコミに「ソーシャル主役」とか書いてもらうこと自体が狙いだったんでしょうね。もっとも、グリーブースとかは、あまりゲームに詳しくなさそうな人や家族連れとかが来ていて、DS絶頂期によく見たような客層に感じました。そういう意味では、任天堂が客足取られているんだなぁ、という印象は覚えましたが。

まとめ

体験イベントの方は、また別途記事にしようかと思います。3年ぶりのゲームショウでしたが、まあ相変わらずのゲームショウという感じでしたね。海外メーカーがブースを出していない分、展示数が減った印象はありました。BF3スクエニブースで展示されてたりとか。MSブースは入り口直後で、Kinect展示とかしていて、なんか「古い」って印象もうけちゃいましたね。Skyrimの展示があったことに気がつかなかったのは痛かったですが。

3DSすれちがい通信は、TGS行く前の349人から465人へ。簡単に10人MAXになっていたので、もっと頻繁にチェックすれば200人とか行ったかもしれませんね。東京、神奈川、栃木、千葉などやはり関東圏の方が多かったです。中には広島とか福岡の人もいましたけど。会場では外国人の客も何人か見かけましたが、若干やはりすくなかったですかね。

3DS、Vitaと新機種が出揃い、据え置きゲーム機でも日本サードからいくつか新作タイトルが出てくるなど、少し新しさを感じたTGSでもありました。一方で、ソーシャルや携帯電話など、スペースは大きいけど人はそれほど、みたいなところが出てきていて、TGSとしての位置づけとしては、ちょっと微妙になってきているのも確かかなぁ、という印象も。一つのプレイの行列が長すぎるのも相変わらず問題ですし、課題は多いなぁ、とも。

まあどちらにせよ、今年の年末年始商戦が盛り上がるといいな、と思います。