任天堂、3DS向けにもう一つの動画配信サービス「ニンテンドービデオ」を7/13より開始
裸眼立体視が売りの3DSにおいて、最近始まった動画配信「いつの間にテレビ」。最も手軽に触れられる3D動画ということで業界的にも力を入れているのかもしれませんが、コンテンツが壊滅的につかみが悪く、単なるバッテリ無駄遣いの非エコ機能となっていました。
その動画配信に、さらに別途動画配信サービスが加わるようです。
ニュースリリース : 2011年7月12日
ニンテンドー3DS|ニンテンドービデオ|Nintendo
今度のサービスは「ニンテンドービデオ」。いつの間にテレビが日テレとフジだったのにたいして、こちらはNHKが絡んでいるようです。同じくいつの間に通信に対応しているようですが、こちらは毎日の更新でなく不定期とアナウンスされていますね。配信予定のコンテンツは以下のもの。
- 東京ガールズコレクション
- 10代から20代の女性が普段着られる服「リアルクローズ」をテーマにしたファッションショーの映像です。
- よしもとニンテンドー3DS実験劇場
- 様々なお笑いネタをお楽しみください。
- 3Dふらふら街歩き 京都
- 3Dならではの立体感と田畑智子さんの京都弁の語りで京都を散策し、古都の風情を感じていただけます。
この中だと、かろうじて興味あるのは街歩きぐらいですかね。自分はNHKの自然番組が好きなので、どうせならダーウィンが来たとかあのあたりのコンテンツを持ってきてくれると見る気にもなるんですけど。
あと、なんでわざわざ別のサービスにするのか。配給会社の都合なのかもしれませんが、他のプラットホームが映像配信関係はプラットホームの共通ビデオストアで対応しているのを見ると、煩雑な印象が否めません。ただでさえ、コンテンツがCATVのような無名低予算映像にみえるのに、配信サービスばかりが乱立してくるというのは、失敗するシナリオしか見えないんですけどね。このあたりのプラットホーム構築力は、任天堂は本当いまいちな感じがします。
とりあえず、3DSにはまずゲーム機としての軸足をしっかり固めた上で、サービス展開を頑張って欲しいものです。キャッチーな要素で引き入れたいのであれば、もっとコンテンツに金を奮発すべきなのではないでしょうか?過去のポケモン映画を数本、期間限定無料配信とかやればまた印象も違うと思うんですけどね。