ソニーが連結業績見通し修正説明会開催〜PSN復帰時期は触れられず

ゲーム業界で良い情報も悪い情報も話題独り占め状態のソニー。日本で未だPSNが復帰せずユーザーのストレスがたまっているところですが、本日急遽業績見通しについての修正説明会が開催されました。

Sony Japan | ソニーグループ 業績発表文・決算短信

PSN公式が1週間以上更新されない中でのソニー公式説明会ということで、PSN関係も何か触れられるかと思って注目してみていたのですが、基本的には決算見直しの話ばかりでしたね。

時事ドットコム:ソニー、純損失2600億円=震災で引当金計上−11年3月期

2600億円赤字計上、というのが大きな話題になっていますね。事象としては、2年赤の分を2010年度で取り返す算段が震災で難しくなり、米国会計の制度上3年連続赤になった段階で損失計上しないと行けなくなった模様です。詳しくは以下のリンク参考。基本的に同じ事例だと思います。

企業の大赤字を招く?「繰延税金資産」って - コラム: MSN マネー

とはいえ、ゲームユーザー的には関心はPSNについて。業績関連では、今年度は140億円の費用を見込んでいる模様。これは、欧米で提供している個人保険、セキュリティ強化、法務調査、カスタマサポート、および売上低下の部分から合理的に算出した額の模様。ただし、行政からの要求に対する対応や、具体的クレカ被害が出たときの影響、そして訴訟などが起こされたときの対策費などは含まれていないようです。

その他ゲーム関連では、2010年度は「売上に貢献できる」レベルにあったといい、一方で2011年度はPS2の収束、PSPがプラットホーム切り替わり狭間、さらに次世代機(NGP?)開発の費用もあって若干下がるとの見込みのようです。これ以外は特にPSN復帰時期など、説明もなければ質問もありませんでした。一人ぐらい質問してくれると良かったんですけどねぇ。

いずれにせよ、5/26にはもう少し詳細な業績説明会があります。それまでには復帰しているかもしれませんし、少なくとも当日復帰までの道筋は示されるでしょう。そちらに期待でしょうか。