ゼニマックスアジア高橋氏、Skyrimについて語る

昔は日本のRPGが技術的にもボリューム的にも最先端を直走っており、TVゲームの代名詞とも思われていましたが、昨今は逆に昔からの殻をやぶれず、ワンパターンなストーリー、ワンパターンなキャラクター、グラと比べて非リアルな戦闘など、これらを表して「JRPG」という呼ばれ方をされるようになってきています。

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一方、海外では逆に次世代機になってFPSやTPSとの融合が進みRPGもメジャージャンルに。マスエフェクトなどがミリオンセラーになる一方、ファンタジー分野でもDragon Agesがヒットを飛ばすなど、世界的な存在感を見せてきています。

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そんなHDゲームのRPGで過去に大きな一石を投じたのが、Obvilion。オープンワールドでとてつもない自由度のRPGを実現、PCではModと呼ばれるユーザー作成コンテンツで無数の拡張・改造ができる仕組みが備えられているなど、今なお愛されている作品です。

Fallout 3(フォールアウト 3): Game of the Year Edition【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360 Fallout: New Vegas (フォールアウト:ニューベガス) 【CEROレーティング「Z」】 - PS3

さらに同じチームが作成したFallout3。これは自分もやって大ハマリしゲーム観が変わるきっかけになったゲームでもあるのですが、舞台は核戦争後の後輩として物ながら、Obvilion同様の自由度に加えVATSというコマンドRPG的な要素も取り入れた傑作となっています。同じソフトをベースにFalloutオリジナルスタッフで作られたNew Vegasもなかなか面白い作りになっています。

さて、そんなOblivionを送り出したBethesdaがいよいよ送り出す今年一番の対策が、SkyrimOblivionと同じシリーズの新作となります。海外では2011/11/11の発売となっており、熱心なファンは輸入盤に手を伸ばすところでしょうが、日本での展開もFallout3と同様予告されています。これについて、以下のインタビューでゼニマックスアジアの高橋氏がいろいろ語っています。

【BFG 2011】 ゼニマックス・アジア ゼネラルマネージャー高橋徹氏インタビュー - GAME Watch

今回も、Fallout3と同様にフルローカライズ。テキストだけでなく、音声も日本語化されるようです。自分の場合、音声はある程度簡単なものなら英語でも分かり、そっちの方が雰囲気が出るのでいいところもあるのですが、ちょっとした会話や複雑な内容、スラングを含んだものなどになると半分も分かりませんからね。作品をしっかり楽しむという意味では、音声のローカライズは非常にありがたいでしょう。とくにSkyrimでは住民同士の会話がかぶさってくるとかあるみたいですし。

発売は海外からそれほど間を開けず、ということで延期も無いと言っています。日本の年末商戦にあわせて12月発売というかんじですかね。おそらく自分はどうせModも楽しむのでPC版も買うと思うのですが、まず本編をバニラ(Mod入れない状態)で遊ぶのはホームプラットホームである360版になりそうかな、と思います。PC版は、どうしてもローカライズが有志の手によるものになり、数ヶ月かかりますからね。ともかく日本語版の発売が本当楽しみです。