激闘マスターズ最終日

4代メジャーの中でもとくにオーガスタというゴルフ場が有名なマスターズ。4日間のプレイが繰り広げられ、日本では深夜から早朝ということで視聴がなかなか大変だったのですが、最終日は思わずずっと見てしまいました。

自分はタイガーの根っからのファンなので、3日目も見ていたのですが不完全燃焼。しかし、最終日は放送開始頃には一気にトップに迫る勢いで、もしやと思いながら見ていましたね。とくに、イーグルでトップに並んだところは、深夜にもかかわらず叫んでしまいました。ただ、その後はいまいち乗り切らず。パーオンの12番でまさかの3パット、15番ロングでは2打目をピンそばに付けて再び沸かせるも入らず。最後は-10で上がりましたが、この2打がすごくもったいなかったですね。

一方、試合的には-10に複数人並ぶという非常に熱い状態。アダムスコットが途中-12として一歩抜け出たかに見えましたが、シュワーツェルが15番から怒涛のバーディ・ラッシュ。長いバーディをガスガス決め、1打差リードの-13で迎えた最終ホールパー4、2打目をグリーンに載せた時点でほぼ試合終了。そこから最後は長いバーディを決めての優勝で、本当に見事でした。

逆に、3日間トップで最終日2位に4打差をつけてスタートしたマキロイが可哀想でしたね。途中トリプルボギーを叩いた後完全に崩れてしまい、結局80。それでもなんとか15位でしたが。

日本人では石川遼が最終日は後半さすがのプレイ。賞金全額義援金という思い切った取り組みを打ち出していましたが、一発目のメジャーでいきなり1000万近い寄付と、結果を残しました。そして、アマの松山選手。ただひとり予選突破しローアマ達成。スコアも最後バーディーで-1というのは見事。試合後特別インタビューに呼ばれたり、カップを渡されたりと、快挙具合では石川選手を喰っていたところもありましたね。

震災関係の自粛ムード、原発の不安、そして今日も大きな余震があり、なかなか気分の晴れない毎日が続きます。こうした中、スポーツの気持ちのよい話題で盛り上がれるのはうれしいですね。政府批判や東電批判など、垂れ流されるヘイト感情にうんざりしているところもあるので、せめてスポーツでは明るい話題を振りまいていただきたいものです。騒動の末開幕するプロ野球も、ナイター自粛など厳しい条件ですが、騒動の悪いイメージを払拭できるようなプレイに期待です。