ヴィクトワールピサ、ドバイワールドカップ制覇!

震災で暗く沈む中、海外から素晴らしいニュースが飛び込んできました。世界最高峰の競馬レース、ドバイワールドカップで、日本馬ヴィクトワールピサがついに1着となりました。

ヴィクト世界一!日本に勇気/ドバイWC - 競馬ニュース : nikkansports.com

2着もトランセンドで日本馬。期待されたブエナビスタは8着で、元POG馬でファンの自分としては残念なところもありますが、なにより日本馬がドバイワールドカップでワンツーフィニッシュを決められたことに、胸がぐっときますね。また1着のヴィクトワールピサは父がネオユニヴァース。マル父でドバイWCを制覇したということがまたうれしいところです。

ヴィクトワールピサは昨年の皐月賞有馬記念をとったグランプリホース、トランセンドジャパンカップダートフェブラリーSを勝った最強ダート馬、そしてブエナビスタ天皇賞秋制覇した最強牝馬。ある意味、現在の日本競馬の最高峰3頭で望んだレースでした。日本全体が震災で暗く沈み、スポーツも自粛ムードが広がる中でも参加したドバイWC。結果が付いてこなければ、バッシングの対象とももしかしたらなったかもしれません。しかし、それでもレースでは騎手が喪章をつけて騎乗。日本の夢と希望をのせて走り、今まで誰も成し得なかったドバイWC制覇を日本馬ワンツーで決めるという、最高の結果で答えてくれました。

勝ったミルコデムーロ騎手は、レース後の馬上インタビューで、泣きながら「今朝は日本のために祈っていた」「日本が大好きです。」「家族、みなさん、本当にありがとう」とコメントしていました。

プロ野球では一部オーナーの商業主義優先なごたごたで顰蹙をかってしまったところもありますが、こうして結果を出せば日本に元気を与えてくれるのもまたスポーツ。経済的にはまだまだ暗い闇が待ち受けているのは確かなのですが、こうしたニュースで元気をもらい皆で頑張って日本の強さを見せていきたいですね。