プロ野球、文科相副大臣がナイター中止要請

昨日、25日の開幕強行の準備を進めることを表明し、多方面から批判を受けていたプロ野球セ・リーグ。特に、停電の続く中での開催で多くの市民から反発を受けていました。この点について、さすがに国から要請すべきだろうと思っていましたが、正式に出されたようです。

東日本大震災:プロ野球 副文科相、ナイター中止を要請 セ、25日開幕変更も - 毎日jp(毎日新聞)

要請したのは、プロ野球の管轄である文化科学省の副大臣名義。まあ、妥当な線でしょうか。個人的に真っ先に節電の観点から問題提起すべきだと思っていた蓮舫節電担当大臣から、ナイター自粛まで含めてコメントすべきだと思っていましたが、節電のお願いするにとどまり基本許容の立場だったのが残念ではありますが。

【計画停電】蓮舫氏、セ開幕なら「可能な限り節電を」注文 - MSN産経ニュース

天罰発言で顰蹙を買っている石原都知事も、この件についてはせめてナイター自粛とコメントしていましたし。

【計画停電】セ・リーグのナイター開幕に石原知事が苦言「やるなら日中にやるべき」  - MSN産経ニュース

あと、楽天星野監督は「要請が遅すぎる」って怒ってますね。

【プロ野球】星野監督が“噴火”「文科省の要請遅い」 セ界にも苦言 - MSN産経ニュース

まあ、正論ではあります。ただ、できればこの程度の判断、政治が介入するまでも無くプロ野球機構側だけで判断できてしかるべき事柄で、むしろ政治介入を許している時点でダメなんじゃないかと思うんですけどね。

今回の要請に対して、もともと「国の指導には従う」と発表の段階でコメントしていたため、ナイター自粛はまず確実でしょう。というか、これでやったら会見の発言すら嘘ということになってしまいますし。今日また臨時で会合がもたれる模様。最低限、ナイター自粛、当分は西日本で開催するなど、計画停電や運行本数減少で生活の足に困っている市民に迷惑をかけないようにして欲しいですね。経営問題で困っているのは、別にプロ野球だけでも無いわけですし、プロ野球だけを特別視するのは変な話ですので。プロ野球が嫌われない方向での判断がなされることに期待します。