Xbox360 Kinectアメリカで発売

Wiiで始まったモーション操作によるゲームプレイ本格化。先日PS3でも満を持してPS Moveが発売されました。

PlayStation Move スターターパック

PlayStation Move スターターパック

Wiiライクのリモコン中心の操作で、精度はなかなかのものなのですが、その分新鮮さにかけるところも。現状ではキラーソフト的なものも無く、あまりその存在は目立っていません。

一方で、Xbox360の方も、同様のモーション操作を実現するKinectが北米でいよいよ発売となりました。米Engadgetでは、同時発売されたソフトなどを含めて結構充実したレビュー動画・記事が掲載されています。

Kinect for Xbox 360 review -- Engadget

全般的に評価は厳しめですね。プレイするのに必要なスペースについては、家事情が比較的良いアメリカでもネックの一つではあるようです。実際、部屋が広くても机とかテレビの前に置いていたりしますね。また、操作系に関しても、手のトラッキングなどについて精度的な問題が指摘されていたりもします。結局MoveもKinectも、Wiiがやったことを違うアプローチでやろうとしているだけ、というような総括コメントもあります。

上記の記事の動画を見ると、各種ロンチソフトをプレイした時の動画や、メニュー操作などもいろいろ紹介されています。ゲームごとにいろいろ試行錯誤している感じですね。自分がE3で体験したEAのMotion Sportsは手を合わせると決定という操作法で、ひどい認識率だったことであんまり自分はいい印象がないのですが、手でポインタを合わせて横に払う、という操作系はそれほど誤認識しないかも。ただ、こうしたメニューを選ぶことはあくまで遊ぶための準備、作業にすぎないため、その操作を毎回大きな動きでやる必要がある、というのはやはりうざったく感じそうな気はします。この辺は十字キーやボタンの使えるWiiやMoveの方がヨサゲですね。

もっとも、Wiiがすでにやってしまっていること、という枠組みからすると、Kinectのコントローラーフリーというのは確かにユニークさはあるところ。現状、サードの支持も結構集めており、この先どの程度のソフトが集まってくるか。日本ではおそらく値段の高さおよび本体普及率の観点からMove以上に売れないとは思うのですが、まずは海外でのホリデーシーズンにどうなるか。海外でブームをおこせれば、もう少し期待が持てるようになるのかもしれませんね。