「まもるクンは呪われてしまった!」が360からPS3へ移植〜新モードも追加
狭いパイの奪い合いが続く据え置きゲーム機の中で、アニメ調ACT&RPGはPS3、シューティングやギャルゲーは360というある程度の住み分けがなされていた和ゲー。その中で、360で発売されたシューティングゲームの一つが、追加要素を備えてPS3へ移植されることになったようです。
(cache) PS3向けに新モードも搭載――「まもるクンは呪われてしまった!〜冥界活劇ワイド版〜」2011年3月発売 - ITmedia Gamez
ITmediaで記事になったのですが、今はなぜか記事が削除。上記は魚拓のリンクです。以前、世界樹の迷宮やポケモンなどでも、他のメディアが先行公開すべき内容をあるメディアが公開してしまい、その後に記事が一旦削除される件がありましたが、今回もそういったたぐいのような気もしますね。
まもるクンは呪われてしまった!(通常版) - Xbox360
- 出版社/メーカー: グレフ
- 発売日: 2009/06/25
- メディア: Video Game
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
元々のゲームは360で昨年6月に発売したもの。今回アナウンスされているものは来年3月ということですので、2年近く期間があくことになりますね。その分、追加要素としてはHDの画面を横長いっぱいに使ってプレイするモードの他、特別なゲームモードも用意されているようです。360版は制作販売ともにグレフでしたが、今回は販売元がサイバーフロントに変わっています。
これまでも、本体普及台数の差や、他の機種で出したものを再利用して追加要素込みでPS3にだし、ソフト資産を再利用してお金を稼ごうという試みが数多く行われていました。海外のように同発マルチであれば、ユーザーに選択の自由があるのですが、この他機種完全版商法は、熱心なファンほど複数ハードを揃え、同じタイトルを購入する必要があるなど、正直ファンの足元を露骨に見る気持ち悪い戦略で、評判はよく有りません。今回の移植はすでに2年近く経過してからのものですからそこまでの印象はないですけどね。バンナムみたく露骨な展開だと、嫌悪感を増すことになり、ただでさえ減っているパイをさらに減らすことにもなりかねません。日本でしか売れないソフトでビジネスをするには会社もなりふりかまってられないのかもしれませんが、じわじわと影響が出てきているとは思いますね。
ともかく、今回のこの移植に、他のシューティングゲームが追従するかどうか。その点は注目してみていきたいと思います。