新型Xbox360 4GB版が日本でも9/9から発売

世界的にはPS3とシェアを別けあっていますが、日本では劣勢のXbox360。本体として、HDDを除いて価格を安くすることができるのがひとつの強みでもありますが、一方でモデルが複数存在して分かりにくい、HDDが専用で割高といった問題も含んでいます。

Xbox 360 250GB【メーカー生産終了】

Xbox 360 250GB【メーカー生産終了】

先日、大きさや静音性を改善した新型Xbox360が発売し、これは従来のエリートモデル相当でした。一方、HDD無しの従来のアーケードモデルに当たるものは、海外ではすでに4GBのメモリを内蔵したモデルが発売されていました。

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このモデルが、日本でも9/9から発売されることが決まったようです。

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値段は19800円。従来のアーケードモデルと同様の価格ですね。ただ、現在の円高の状況を考えると、$199のものなら18000円ぐらいで売ってもいい気はするんですけどね。MSPやAppleの日本円換算なども、いずれも円高が考慮されておらず、アメリカ企業として、もうちょっと奮発してくれても、とも思うのですが。まあ、一度値段をつけてしまうと、そう簡単には変えられませんし、いずれアメリカの景気が復活し、ドル高に戻るのだと信じてリスク回避しているのかもしれませんが。

4GBモデルの位置づけとしては、以前海外での発売の時の記事でも書きましたが、結構微妙。主にシューティング、ギャルゲのみをやる人には手軽にプレイできていいかもしれませんが、HDDインストール、体験版、DLCなどを考えると、HDDつきのエリートの方が無難だとは思います。せめて、旧型Xbox360のHDDを、何か変換アダプタをかまして新型でも使えるのなら、旧型からの買い増しとして悪くは無かったのかもしれないですけどね。ただでさえ割高なHDDなだけに、それを同一プラットホームで互換性無しにしてきたのは正直印象よく有りません(特に120GBを自分は追加購入しているだけに)。

とはいえ、Kinectも含め新規の拡大を図るには、絶対的な価格が安いこと、というのも商売的には意味があるでしょう。256MBしかなかったアーケードモデルにくらべれば、4GBモデルならカジュアルなXBLA程度なら楽しむこともでき、以前よりはまともになったことはあります。今一歩訴求力が弱いモデルではありますが、日本MSがどうやって売上拡大を図るのか。独自キャンペーン等、あと一歩日本でもうける要素が欲しいところではありますね。