iPad 3G対応版、日本販売分は全てSIMロックに〜Apple、ドコモからコメント

昨日から予約のはじまったiPadソフトバンクからの発表ではソフトバンク販売分はSIMロック、一方AppleStore販売分がSIMロックが掛かるかどうかは、予約ページではどちらとも取れるような書き方になっていました。

これに対して、結局Appleが売る分もSIMロックが掛かっていると、Appleからコメントが出たようです。

アップルの「iPad」、国内モデルは全てSIMロックあり - ケータイ Watch

また、ドコモも5/28に発売されるiPadについて、自社のSIMが動かないことを確認したようです。ということは、ドコモは真面目にAppleと交渉せず、決算発表の場で株価にも影響するような「iPad向けSIMカード提供」という話をしていたという訳ですか。ユーザーも巻き込み、非常に無責任な発言ですよね。「昨日と今日で言うことが違うことがあるからTwitterはやらない」と言っていましたが、Twitterじゃなくてもこうした無責任な発言は許されないように思うのですけどね。

NTTドコモ:社長ツイッター「140字は難しい」 - 毎日jp(毎日新聞)

一方、海外で売られているiPadを日本に持っていっても、ソフトバンクプリペイドプランが契約出来ない、ということも書かれています。その根拠が技適マークの有無。iPad Wi-Fi版については、すでに海外のものでも日本の技適は承認されていて、あとは本体で表示するようにすればいいだけ、という感じだったのですが、iPad 3G版の場合、そもそも技適の承認申請をしていない可能性も出てきました。そうなると、海外で買ったiPad 3G版を持ち込んでも、日本では使えないということになりますね。せっかくのプリペイドプランな訳ですし、外国人の旅行者などが日本に来た時のことを考えれば、そこまでロックをかけなくてもいいようには思うんですけどね。ただ、そうなると次の世界発売にあわせて行われると思われるOSのマイナーアップデートで、技適マークはどういう扱いになるか気になるところです。

いずれにせよ、ソフトバンク以外のキャリアでiPadを利用しようと考えていた人は、Pocket Wi-Fiなどとの併用を考える必要も出てきそうです。もっとも、今回は携帯電話乗り換えの際の電話番号やメアドの問題はあまりないので、素直にソフトバンクと契約する、という解決策も取りやすいとは思いますけどね。果たして、どういった影響となりますか。