NokiaがAppleを提訴〜iPadおよびiPhoneが5つの特許を侵害しているとして

国内でのiPadの販売をいよいよ5/28と正式発表したApple。一方で、次世代iPhone試作機流出で警察騒ぎになったり、Flash関連の規約改定で、独禁法の調査が入るのでは、といろいろ騒動が絶えないわけですが、今度はNokiaAppleに対して訴訟を起こした模様です。

Nokia Sues Apple Over iPad - PCWorld

こちらの記事によれば、Nokia保有している5つの特許について、iPadおよびiPhoneが侵害しているとして訴訟を起こしたようです。対象となる特許は「音声の改善」「データ転送」「アプリ内での位置データ使用」「小型化を促進するアンテナ設定の改善」といった技術に関するもののようです。いずれも、なんらかiPhoneとかで使われていそうな技術ですね。

Nokiaからの訴訟はこれが初めてではないようで、すでに昨年Wi-Fi関連で1件訴訟が起こされているようです。今回はさらに訴訟が加わった形ですね。前の特許訴訟についての進捗は特に公になっていない模様。今回のものも、裏でいろいろと手続きややり取りが進み、結果が公になるのはしばらく先になるのかもしれません。

任天堂が日本を代表する企業にまでなったように、Appleも現在アメリカを代表する企業となっています。それだけに、こうした特許闘争などは避けては通れないところもあるでしょう。技術的にはどうしても似通ってくるところもあるでしょうし。あるときは徹底的に回避し、あるときはライセンス料を支払い、あるときはクロスライセンスしてしまう。そうしたいろいろなやりくりが必要になってくるでしょうね。