ニンテンドー3DS用?!シャープが裸眼3Dタッチパネルを発表

先日、突然のニューハード発表で大きく話題となったニンテンドー3DS。特徴的な要素として、現状明らかにされているものとして裸眼3Dディスプレイがあるのですが、具体的にどんなものが採用されるのか、まだまだ未知数なところがあります。

そんな中、ニンテンドーDSにも液晶を提供しているシャープから、裸眼3Dタッチパネルの発表が行われました。

シャープが次世代3D液晶を発表、ニンテンドー3DS用?
業界最高輝度 2D/3D表示切り替え可能なタッチパネル付3D液晶ディスプレイを開発 | ニュースリリース:シャープ

実機の展示も

ITmediaでは実際に発表会で見てきた模様が報じられています。

あの新型ゲーム機にも? シャープのタッチパネル対応3D液晶を見てきた - ITmedia News

大きさは3.4型、解像度は480x854のワイド画面。また輝度も500cdと従来の2倍、コントラスト比も1000:1と高くなっています。上記記事によれば、3D表示の場合でも画面は2D並にクリア、適正な距離・方向から見れば十分立体感を味わえるとのこと。一方で、距離や方向が合っていないと2重に像が見える点は従来と変わらない模様。展示会などで短時間で確認する際は結構動いて見るので、こうした像の切り替わりは気になったのですが、実際じっくり使ってみるとどう感じるものか。

パネルは2Dと3Dの切換式。また、タッチパネル機能のないディスプレイも出荷される模様です。3DSへの搭載は特に言及されませんでしたが、このタッチパネル付きと無しの2枚でDSの互換性を取るというのは、十分考えられる話でもあります。

3DSではその他の特徴もあり?

しかし、こうした発表会があるところをみると、やはりニンテンドー3DSの目玉要素はまだ隠されている感じはしますね。もしこのディスプレイが本当に採用されるのなら、3DS単体でのインパクトは弱まってしまいますし。マルチカメラでの立体視撮影のデモ機も展示されているようですが、これも3DSの特徴だとするとネタバレ気味になってしまい、あまり任天堂らしくない感じもします。ある意味、シャープが他の引き合いの関係もあってこのタイミングで発表したいという意向があり、それを任天堂が聞き入れて先日の突然の発表になったのでは?とも思えます。(実はPSP2もこれを採用することが先に決まっていて、それに先んじての3DS発表だったりしたら、それもそれで面白いですけど。)

このディスプレイ自体は、今後展示会などで一般人が見る機会も出てくるでしょう。あとは、3DSならではの特徴がどうなっているか、それらはこれから明らかになってくることでしょう。E3が楽しみですね。