GDC2010で任天堂坂本賀勇氏が講演

先日PS Moveの発表があったGDC2010。ただ、元々GDCはゲーム開発者向けのデザイン、技術交流などがメインの場で、著名クリエーターの講演などが注目されています。そんな中、今年任天堂からの講演として開催されたのが、坂本賀勇氏の講演です。

任天堂の今回唯一の講演はプロデューサー坂本賀勇氏 - GDC2010現地レポート - GAME Watch

元々参加費に10万とかかかるパスもあるGDCですので、この講演についてはライブ放送は無し。ただ、上記のGAME Watchの記事は写真も多く雰囲気は伝わってきますね。

坂本氏といえば、有名タイトルとしてはメトロイドメイドインワリオシリーズが挙げられます。一方で、DSでもリズム天国ゴールドトモダチコレクションと、新機軸のゲームでミリオンを出した、任天堂でも屈指のヒットメーカーですよね。

坂本賀勇 - Wikipedia
メトロイドプライム3 コラプション - Wiiメイドイン俺リズム天国ゴールドトモダチコレクション

ただ、自分の中ではいまだに坂本氏と言えば「ファミコン探偵倶楽部」の人という思いでいます。

ファミコンミニ ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者 前後編 ファミコンミニ ファミコン探偵倶楽部PARTII うしろに立つ少女 前後編

あのゲームのメインシナリオを担当されているんですよね。特に1のラスト、犯人が出てくるシーンは非常に強い衝撃を受けたものです。2も、途中中だるみ感はありましたが、やはり最後のどんでん返しで非常にビビった思い出があります。

そんな坂本氏の講演ですが、アメリカでの講演にもかかわらず、そのファミコン探偵倶楽部のことが節々で重要事項として話されているのが、ファンとしてとても嬉しいです。特にキーワードとして上げられている「ムード、間、複線、コントラスト」の4要素というのはなかなか面白いですね。現在テクモと共同で取り組んでいるメトロイドの新作「OtherM」でも、そのノウハウを生かしたシナリオになっているということで、メトロイドとあまり縁のなかった自分もちょっと興味を持ってしまいました。

トモコレのスクリーンショットも面白いですね。日本で大受した「身内受けゲーム」ですが、海外でもFacebookなどでソーシャルネットワークは非常に盛ん。身内でわいわい馬鹿騒ぎ、というのは頻繁に行われますし。

今後も、重厚なゲームの他、カジュアルなゲームでもいろいろ斬新でおもしろいゲームを提供していただけたらな、と思います。また、いつの日かDLソフトとかゲーム内ゲームとかどんな形でもいいので、ファミコン探偵倶楽部関連の作品もちょろっと出してくれたらうれしいですね。