Wiiインターネットチャンネルが無料化〜バージョンアップでFlash Lite3.1対応

この夏はモンハン3が出ていろいろ話題になったWii。しかし、直前に値下げ&薄型PS3の発売を控え、話題性に乏しい印象もあります。そんな中、Wii関連で久しぶりにアップデートがありました。それは、インターネットチャンネルの更新と無料化です。

Wiiのインターネット接続率向上に向けての施策
インターネットチャンネル無償化―
―「手助けマイスター」サービスの実施―
ニュースリリース:2009年9月1日

インターネットチャンネル - Wii

バージョンとしても、FlashがFlashLite3.1になり、Flash8相当になった模様です。H.264の再生も可能になったようですが、現状のニコニコ動画を試してみた限りでは対応していませんでした。ブラウザ無料化に伴い、既に有料で購入していた人にはファミコンソフト1本で還元する模様。自分は無料期間の内にダウンロードしていたので関係ないですが、その他の人には、純粋に500ポイントをWiiポイントで戻せばいいような気もするんですけどね。

また、ブラウザ無料化に加えてネット接続手助けに対する報酬も拡充する模様。これら施策について岩田社長の10分にもわたるオンライン記者会見も掲載されています。

任天堂株式会社 取締役社長 岩田聡 会見

まだあまり見ていませんが、ネット方面での施策を積極的に進めていただけに、ライト層のオンラインサービスという点でうまく切り込めているのかもしれませんね。後発のAppleがモバイルの分野で一気にオンラインサービスのシェアを広げたように、Wiiでもその本体普及台数や客層を利用し、お茶の間のオンラインサービスを主導権を握ろうと考えているのかもしれません。

PS3といい、Wiiといい、ゲーム関係以外のサービスが目立つここのところの据置ゲーム機。従来型ゲームがユーザーの高年齢化や減少により行き詰まっている中、ゲーム以外での収入源を見つけていくことは、一つのテーマではあるんでしょうね。各社ゲーム機ではなく、エンターテイメント機で勝負している、というところでしょうか。まだまだ混沌としているネットビジネス、この先どのように形態、勢力図が変わっていくのか興味があるところですね。