マイケルジャクソン氏、心肺停止で死亡…

自分は、毎朝目覚まし代わりにタイマーでTVのニュースが流れるようにしているのですが、今朝驚くべきニュースが飛び込んできました。それは、マイクロジャクソンさんが、急死されたというものです。

asahi.com(朝日新聞社):マイケル・ジャクソンさん死去 米紙報道 - 文化
マイケル・ジャクソンさん死去…ロサンゼルス自宅で倒れる : ニュース : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

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ちょっとショックが大きいですね。先日の三沢光晴さんの死亡に続き、大好きな人の急死にうちひしがれています…。先日、復帰コンサートの報道があって喜んでいたところだったのに…。

追記:マイケルジャクソンに対する思い入れ&印象深い動画紹介

朝の速報を経て、夜には特番。あいにく見ることは出来なかったのですが、あらためてニコニコ動画を見て悲しみがこみ上げてきます。以下、自分のマイケルジャクソンに対する思いを述べてみたいと思います。

自分の場合、マイケルジャクソンにはまったのはここ1,2年。子供の頃から、当然名前は有名でしたし、スリラーやBADなどの歌、PVなどは話題になっていたのは知っているのですが、何分子供過ぎたんですよね。彼の持つダンスの切れや独特の色気など、そういったものが分からず、単なる「ポゥ」ってへんな叫びをしている人、程度の認識しかありませんでした。

その後も、マスコミの報道などでたまに漏れて聞こえてくる裁判騒動や、ぱっと見た目明らかに異常なまでに白くなっている肌に、単なる変人という認識すらもっていた、要するに偏見の塊で見ていたわけです。

ただ、ニコニコ動画でいろいろMAD動画の素材などに使われているのを見る内に、徐々に元々のマイケルジャクソンというものをしっかり見てみようという気持ちになってきました。特に一番のきっかけだったのは、ニコマスの一環である以下のMADでしょうか。

これは完全にギャグなんですが、不思議な魅力があり、それにリンクする形でらきすたのMADを視聴。

ここで、その踊りの切れや曲、ダンスのバリエーションの多さにまず感動した形ですね。そこから、原曲のPVを次々と視聴。そしてダンスパフォーマンスを見てどはまりしていった形です。曲としては、ベタですがBeat It、Billie Jean、Black Or Whiteあたりが好きですね。このBeat ItはPVもラストのダンスが非常にかっこいいですし、Black Or Whiteのロングバージョンのダンスは必見です。

また、Billie JeanはPVよりも実際のコンサートなどで歌っているシーンでムーンウォークが最高にかっこいいんですよね。ダンスは以下の動画がいろいろまとまっています。

上半身と下半身がまるで別の生き物のように動き、その一つ一つの動作のキレが半端無い。TOPシンガーであり、TOPダンサーでもあるという、まさにKing og Popな人ですよね。

マイケルに対して抱いていた偏見の氷解

一方、こうした動画を見ていく内に、自分の中で持っていたマイケルジャクソンの人間性に対する偏見も溶けていきました。ダンスとダンスの合間にみせる、礼儀正しい姿、優しい笑顔、少年のようなはにかみ。そして、子供好きというも、幼少から親からスパルタで歌のレッスンをされて死にものぐるいで働いていたことへの反動。失われていた幼少期を追い求める、屈折した思いだと分かると見方が変わってきました。このあたりはグラミー賞のやりとりでよく分かると思います。

また、よく嘲笑のまとになった肌の色についても、遺伝性の病気であることが判明。Wikipediaを見ると詳しく書かれています。たしかに、いくら薬やファンデーションを使っても、あそこまで黒人が真っ白になってしまうのはおかしいですからね。

マイケル・ジャクソンの外観 - Wikipedia

その他、児童虐待の件についても、結局すべて無罪となっています。民事での和解はしているので、全く何も無かったわけではないでしょうが、少なくともそれ以上に金銭目的などでの訴訟の的にされてしまったのだなぁ、と感じていました。

マイケル・ジャクソン - Wikipedia

他にも多数のビデオや文献をいろいろはまりこんで見ていましたね。

「今熱い存在」に永久に追いつけなくなった悲しみ

上記のように自分はマイケルジャクソンについては正直、にわかファンです。ただ、それだけにマイケルジャクソンは「懐かしい存在」ではなく、「今夢中ではまれる存在」だったのです。残念ながら、彼が活動していた時期はかなり前で、映像も古いものばかり。リアルタイムのマイケルを全然追いかけられていなかったので、先日のロンドン公演での復活を聞いたときは本当に嬉しかったんですよね。たとえ年をとってダンスのキレなどが悪くなっていようが、リアルタイムのマイケルジャクソンに何らかの形で触れられる、それが嬉しかったわけです。それだけに、そのロンドンツアーを目前にしたマイケルの死は、あまりに衝撃的で、本当泣けてきます。結局、常に過去の彼を追いかけることしかできなかったのだ、と。そして、追いつく機会が、二度と無くなったのだと。それが悲しいわけです。

50歳という、あまりにも早いスターの死。心より、ご冥福をお祈りします。