「ニンテンドーゾーン」6/19より開始〜マックでDSも

圧倒的な普及台数を見せるニンテンドーDSダウンロードコンテンツ対応のDSiも発売され、最近ではゲーム以外への活用に向けた取り組みが積極的に行われています。

ニンテンドーDSi メタリックブルー【メーカー生産終了】ニンテンドーDSi ライムグリーン【メーカー生産終了】ニンテンドーDSi ピンク【メーカー生産終了】

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そんなDSのゲーム以外への応用として、もう一つ大きなものとして以前から発表されていたものに、ニンテンドーゾーンがあります。

まずはマクドナルドから・任天堂がWi-Fiでの情報展開サービス「ニンテンドーゾーン」を開始:Garbagenews.com
Nintendo Conference 任天堂カンファレンス 2008.秋

DSi発表とあわせて発表されていたこちらのサービスですが、いよいよ6/19から開始されることになったようです。

任天堂岩田社長「全国のマックに笑顔を」−−“マックでDS”サービス発表会 - ファミ通.com
任天堂、無料のコンテンツ配信「ニンテンドーゾーン」を19日開始 -BB Watch

公式HPはこちら。

ニンテンドーDS:ニンテンドーゾーン

DSiと併せて発表されただけに、DSiの場合はサービス範囲に入ると自動的にアイコンが追加されるなど、本体レベルでの対応になっているようですね。DSLiteなどでは、これまで通りダウンロードサービスを通じたサービスとなります。使い勝手はDSiの方が圧倒的に上ですね。

マクドナルドとつくばエクスプレス

サービス提供としては、マクドナルドとつくばエクスプレス。どちらも無線LAN環境が充実しているところですね。通常のインターネットをするためには、別途有料無線LANサービスを利用する必要がありますが、それ以外に各々専用のコンテンツが用意。それ以外のWi-Fi対戦や体験版ダウンロードなども無料でできるようです。

「マックでDS」の方は、これまでハッピーセットなどでポケモンと積極的な連携をしてきたこともあって、今回もポケモンネタが充実していますね。

マックでDS 6月19日スタート | McDonald's Japan

まぼろしポケモンジラーチを、色々特別な能力・アイテムを持った状態で配信。また、この期間に受け取ったジラーチと、今度出るリメイク金銀との連携でもなにやら仕掛けが用意されているようです。

それ以外にも、マック専用のハンバーガーなどの情報のコンテンツも。クーポン配信などもあるみたいですね。Wiiの間のクーポンはどうなったんだろう?という感じもしますが、マックのクーポンは自分も携帯でよく利用しており、ものによっては200〜300円ぐらい安くなるので、結構重宝しています。マックでDSで専用のクーポン、割引率アップ、とかあったら利用したくなりますね。

一方、つくばエクスプレスの方はニュースや占い、R25などいかにも通勤時に見てください、的な内容。携帯電話でも済みそうな内容ではありますが、DSiならぱっと取り出してタッチ操作で手軽に内容チェック、ということができるのかもしれません。ソフトの起動、情報のダウンロードがどの程度高速化が鍵となる感じでしょうか?

一歩進んだ携帯機器戦争へ

以上、ざっとサービス内容に触れてきましたが、いままでマクドナルドで携帯ゲーム機というとモンスターハンターの影響でPSPという印象が強かっただけに、このニンテンドーゾーンでどの程度DSが割り込んで来るか興味深いですね。

日本では携帯電話が進んでいたため、携帯機器でのネットコンテンツというのは充実していましたが、最近ではiPhoneの普及により単独フォーマットでのネットコンテンツ配信、という部分でまた広がりを見せてきています。PSP Goなどもこれを多分に意識しているところもありますし、DSiもストレージ内蔵によりある意味競合相手になっていますよね。スペック的にはiPhoneが有利ですが、DSには普及台数という強みもあるので、面白いところではあります。

据置ゲーム機も携帯ゲーム機も、たんなるスペックアップだけではマンネリ感を打破できていない昨今。使用感やサービスといったところで「新しい楽しさ」や「プレイして役立つこと」といったことなどが差別化の要素となってきているように思います。一歩進んだ携帯機器戦争、果たして各社どういった展開でどの程度の成果を収めることができますか。