バーチャルコンソール新規配信タイトル発表〜FC悪魔城伝説やAC源平討魔伝、64ムジュラなど
先日のGDC2009における任天堂岩田社長の基調講演においてSDカードメニューやアーケードゲームの配信が電撃発表され、盛り上がりを見せるWiiのバーチャルコンソール。そんな中、本日3月末〜4月に配信されるタイトルの発表がありました。以下がそのリストです。
- 3/31配信タイトル
- 4月配信予定タイトル
VCの大きな発表があった直後だっただけに、中々のタイトルと量ですね。この中で、個人的に思い出深いタイトルを取り上げて見たいと思います。
特殊チップ採用で名曲揃いの「悪魔城伝説」
個人的に感慨深いのはファミコンの「悪魔城伝説」。専用の音楽チップを積んだ、ファミコンとは思えない高品質な音質に、矩形波倶楽部の旋律が重なり、名曲揃いとなっています。個人的にはAQUARIUSが一番好きですね。
ゲーム的にも、3キャラを切り替えて遊べたり、ルート選択できたりと自由度があり、また時計塔のギミックなどグラフィックでもファミコンの中ではトップクラス。未だに名作として語り継がれているゲームですね。VCでの配信で、音質や演出などの再現が完全にされていることに期待したいです。
多彩なルート&大型キャラによるアクション〜AC版「源平討魔伝」
続いてとりあげるのは、AC版の源平討魔伝。子供の頃は、ゲームセンターでうまい人のプレイを見ていることが結構あったのですが、その中で人気タイトルとして多くの人が遊んでいるのを見たのが、この源平討魔伝です。おどろおどろしい世界観ながら、爽快なアクション、盛り上がりのあるサウンド、そして横スクロール面での巨大キャラによるアクションと、そのゲームに魅了されたものです。
既にナムコミュージアムに搭載されてはいましたが、現行機種のWiiで特別にゲームディスクを挿入せず、安価に楽しめるというのは魅力の一つでしょう。
大人のゲーマー向けに魅力を増すWii
このほか、ムジュラの仮面やファンタシースターなども、それぞれ任天堂とセガを代表するタイトルで、待ち望んでいた人も多いでしょう。上記で触れた源平討魔伝や悪魔城伝説も加え、どれも20歳以上の大人のゲーマーには魅力の高いタイトルのように思います。
なにかと「ゲーマー向けで無い」と言われるWii。たしかにPS時代のゲーマーにとっては魅力がいまいち伝わってこないのかもしれませんが、現在のゲーム業界ではPS2時代と違って幅広い年齢層がゲームに触れています。特に団塊世代や団塊Jr.の世代は人数的にもパイは大きく、また余暇に費やせるお金もそれなりに持っている人も多いでしょう。少子化でゲーム以外に携帯などの費用負担も大きい昨今、こうした層へのゲーム販売は、各社重要なポイントとなってきています。
Xbox360やPS3でのFPSなども大人向けな感じですが、こうしたWiiでの各種ゲームも大人、おっさんゲーマーには魅力的な要素だと思います。家族で楽しめるゲーム、直感的な面白さを味わえるゲーム、そして今回のような懐かしいゲーム。「ゲーマー」という言葉を変に特定層に限定して用いるのでなければ、Wiiは十分にゲーマーがゲームを楽しめるハードだと思います。個人的には、Wiiならではのさらに斬新なゲームも待ち遠しいところですが、この調子でいろいろな展開を続けていって欲しいと思います。