FlashやXbox360用ゲームも生成可能な「アクションゲームツクール」発売

今やコミケなどでも非常に大きなコンテンツとなっている同人ゲーム。一方で、ゲーム制作にはプログラミングスキルや、基本的なアルゴリズムやゲームの仕組み・ルールなどに関する知識が必要であり、敷居が高いところもあります。

こうしたゲーム制作の敷居を下げようと昔から発売されていたシリーズとして「ツクール」シリーズがあります。今回、このツクールシリーズの最新作「アクションゲームツクール」が、面白い展開を見せており注目を集めていました。

エンターブレイン、WIN「アクションゲームツクール」。誰でも手軽にXbox 360用ゲームも作れる「ツクール」シリーズ最新作

当初は昨年12月の発売予定でしたが、その後発売延期。先日いよいよ発売となっています。

アクションゲームツクール

アクションゲームツクール

アクションゲームツクール

今回のツクールの最大の特徴は「Xbox360向けゲームを作成できる」ところ。これについては、以前一度以下のエントリで詳しく語っています。

「RPGツクール」新バージョンでXbox360向け出力サポートへ - わぱのつれづれ日記

要するに、マイクロソフトが用意している「XNA」という仕組みに対応することで、PC向けにもXbox360向けにもどちらにも同じ制作物で出力が可能になるということ。今回のニュースでは、さらにFlash形式での出力にも対応したということで、さらに広い人に関心を持たれているようです。Flashだとウェブブラウザでのプレイや、携帯電話などへの展開も期待できるだけに、より多くの人に遊んでもらいたい制作者には魅力的ですよね。

Xbox360向けのものも、来年から始まる「Xbox LIVE コミュニティ」により、世界中へのオンライン配信が可能。ユーザーも一つのLiveコンテンツとしてダウンロード、購入ができます。これも新しいエコシステムとして注目されるところです。このツクールを通じて、メーカー作品ではなかなか無いような独創性のあるタイトルがいろいろ出てくるといいですね。

ちなみに、現在新規ユーザー登録者を対象に「100人に1人Xbox360があたるキャンペーン」なるものが行われています。

アクションゲームツクール - キャンペーン

期間は3/5〜5/31。当選すると、Xbox360エリートに『XNA Creators Club 12ヶ月間のメンバーシップ』がプレゼント。総額5万円ぐらいの商品になりますね。

XNA Creators Club

Xbox360で自作ゲーム配信となると、上記のメンバーシップが必要になるので、うまくあたるとだいぶ出費削減になりそうですね。ただ、抽選がキャンペーン終了後なので、そこまで待ちきれないという人もありそうですけれど。今のうちから開発しておき、完成後に公開するタイミングで当たっていたらもうけもの、といったところでしょうか?