ウィルコムから携帯型無線LAN機器「どこでもWi-Fi」2/19発売

すっかりゲーム業界の主役になった携帯ゲーム機。ニンテンドーDSPSPも、どちらも無線LAN機能を内蔵しており、外出先でも友達同士での通信プレイとかが度々行われています。一方で、携帯ゲーム機同士の場合と比較してハードルが高いのが、外でのインターネット接続。一応、マクドナルドや駅などの無線LANサービスを使えば接続はできるものの、場所が限られてしまうというデメリットもありました。

そんな中、先日のCEATECで発表され注目を集めていたのがウィルコムの携帯型無線LAN機器「どこでもWi-Fi」。

ウィルコム、無線LAN経由でネットが利用できるモバイルルータ

電池による駆動を可能とし、W-SIMを挿入することで、どこででも無線LANによる通信が出来るという端末です。これの正式な発売日や価格が発表となりました。

ウィルコム、無線LAN搭載の「どこでもWi-Fi」を2月19日に発売

発売日は2/19。注目の価格ですが、頭金が4980円で、月額使用料(端末割賦代込み)が1980円。2年間の契約でトータル52500円となります。総額で出すと結構な値段な印象ですが、毎月つかい放題の料金も含んでの価格ですから、結構がんばっている価格な印象はあります。

気になるところとしては、そもそもウィルコムなだけに最大通信速度があまり速くないこと、あとはeneloopをこの本体自体では充電できないことやACアダプタ外付け、あたりでしょうか?通信速度がイーモバイルぐらい速く、電源も内蔵してコンセントに直接ささるようになっていて電池の充電も可能、なんてのだともっと使い勝手があがりそうな気はするんですけどね。ちょうど、イー・モバイル対応の以下の製品のような感じで。

コベンティブ covia コヴィア イー・モバイル対応 モバイルルーター CMR-350

コベンティブ covia コヴィア イー・モバイル対応 モバイルルーター CMR-350

コベンティブ、イー・モバイル対応のコンセント直結型無線ルータ

もっとも、上記製品は逆に電池駆動ができません。PHSはHSDPAなどよりレイテンシが少ないとも言いますし、電池駆動できるというのは大きなメリットだとは思いますけどね。

ニンテンドーDSiPSPにはインターネットブラウザも搭載されていますし、ネットブック無線LAN接続にも使えます。外出先で手軽にネットができるというのは、魅力に感じる人も多いんじゃないでしょうか。将来的には、高速ブロードバンドが携帯できる時代になるわけで、そうした時代では携帯ゲーム機のプレイもいろいろ変わってくるのかもしれませんね。