19年の時を経て遂にリメイク!DS「Sa・Ga2秘宝伝説」

自分が子供の頃、皆の間で流行ったファミコン。その携帯版的存在で登場したゲームボーイも、子供達の中でも非常に魅力的な存在でした。そんな自分がゲームボーイを買うきっかけになったソフトが「魔界塔士Sa・Ga」でした。コロコロを見てワクワクし、学校で「ラスボスは神」という話を聞いた状態でのプレイでしたが、ラストの意外な展開とまさしく「神曲」のボスに非常に感動したことを覚えています。

そんなSa・Gaの続編である「Sa・Ga2秘宝伝説」。こちらは、1作目の荒削りだったシステムがさらにバランスが整えられて遊びやすくなっており、ボリューム感もましてなかなか楽しかった記憶があります。特に、序盤の不倫を匂わせるような展開は、子供心にはなかなか複雑な感覚でプレイしたように思います。曲に関しては、1作目よりも名曲揃いで、特に「Never Give Up」「燃える血潮」などは何度も何度も繰り返し聴いたものです。ゲーム自体よりも曲の印象が強いぐらいですね。

そのSa・Ga2ですが、ワンダースワンや携帯でリメイクされていた1作目と比べて長らくリメイクがされていなかったのですが、この度遂にニンテンドーDSでリメイクされることが決定されました。

キャラデザ一新、ゲームは3D化

以下が公式HPです。

SaGa2

キャラのイラストは「すばらしきこの世界」の小林元氏が担当。だいぶ今のマンガ風に変わっていますね。もっとも、当時のキャライラストも昭和マンガ風だったので、意味合い的には大きく変わっていないとも言えるでしょう。ゲーム画面のスクリーンショットは、以下のページでいくつか見ることができます。(経由:GoNintendo

NeoGAF - View Single Post - SaGa 2 DS remake official site opens

グラフィックは3D。しかもトゥーンシェーディングっぽいですね。DSだけにあまり綺麗とは言えませんが、すでにDSでの3DはドラクエFFIIIなどで多数実績を上げていますし、大きなデメリットにはならないでしょう。ロボットも、以前のR2-D2風のデザインから球状のデザインに変わっていますね。

曲は伊藤賢治氏が担当

そして曲の方ですが、GB版は植松信夫氏と伊藤賢治氏の豪華コンビで作られていましたが、今回は伊藤賢治氏が単独で担当する模様。GBの音源のクリアな印象が強いですが、DS版でどういったアレンジがされるかも楽しみですね。

どのように生まれ変わるか

正直、GB版のユーザーとしては、イラストや3Dなどの変化で若干抵抗感を感じるところはあります。ゲーム要素も、DSで出すにあたりいろいろとアレンジが入ってそうな気もしますし、そのあたりも過去のファンには賛否が分かれるところとは思います。

ただ、購買者はそうしたGB世代の人たちだけでは無いですからね。とりあえず、リメイク版が出たという事実だけで非常に嬉しく思っています。特に自分はロマンシングサガシリーズをやっておらず、「サガと言えばGB」という人だっただけに、表舞台に出てきてくれたのは嬉しいですね。

あとは、おまけで「オリジナルモード」みたいなものや、GB版がこっそり入っているとかがあると嬉しいところではありますけどね。他にも、特典でサウンドCDは是非ともつけていただきたいところです。ともあれ、実に19年ぶりのリメイクとなるSa・Ga2。どんな作品になるか楽しみにしていたいと思います。