Wii「街へいこうよ どうぶつの森」ファーストインプレッション

11/20に発売された複数のゲームソフト。いくつか買っていた中から、今日はWii街へいこうよ どうぶつの森」をプレイしてみました。

街へいこうよ どうぶつの森 (「Wii スピーク」同梱)

街へいこうよ どうぶつの森 (「Wii スピーク」同梱)

街へいこうよ どうぶつの森(ソフト単品) - Wii

街へいこうよ どうぶつの森(ソフト単品) - Wii

自分が買ったのは、Wiiスピーク無しの単品版。自分はDS版の「おいでよ どうぶつの森」は購入後毎日ちくちくと2年もプレイし続けていたゲームで、今回もそのキャラ引き継ぎでプレイしてみました。今回は、DSからの引き継ぎから、最初のアルバイトのところまでプレイした感想を述べてみたいと思います。

システムアップデート〜DSからの引っ越し

まず、Wiiどうぶつの森をプレイしようとディスクを挿入したのですが、見慣れないアイコン画面。

先日、Wiiが光っていてシステム更新の案内が来ていたのは知っていたのですが、放置していたですよね。今回のぶつ森のディスクに、更新用ファームが内蔵されていたようです。アップデート完了すると、いよいよゲームが起動可能になります。

起動すると、まずはやはり今回も最初に「みしらぬネコ」が登場。ここで、新規に始めるか、DSで引っ越すかを選択できます。DSからの引っ越し手続きは非常にシンプル。DSにおいでよどうぶつの森を入れ、その状態でDSダウンロードを選択。ニンテンドーDSiで試しましたが、ものの5秒ぐらいでDSからWiiへとデータ取り込みが完了しました。この引っ越しで引き継がれるのはキャラの髪型や名前、商品のカタログなどだけと言うことなので、実質データ量はたいしたことが無いんでしょうね。ちなみに、DSの方のキャラが消えることは無いのでご心配なく。

引っ越したキャラで新規プレイ

引っ越し完了後は、DS版と同様の始まり方。まずは村の名前を付けるのですが、DS版と同じ名前を付けても特に不具合は無かったです。その後、実際に村に行くのですが、今回はタクシーではなくてバス。しかし、運転手はやっぱりカッパ。ただし、今回はみしらぬネコも同乗してくれており、ここで時刻の補正もできます。

村に到着後の流れもDS版と同様ですが、違うところとしてまず、役場に行ってから住む家を選択します。今回はDS版と違い1キャラ1つの家が選べますので、村の配置などを見ながら好みの家を選びます。内装などは多少異なりますが、このあたりは後から購入したり住民からもらったりしてアレンジしていくところなので、あまり気にすることは無いでしょう。

家が決まると、その金額を払うためにおきまりのたぬ吉の店でのアルバイト。その前に村人に一通り挨拶を行った後、まずは服装を着替え、店の周りに花・苗木を植えます。その後は商品の配達、住民のレター、掲示板での宣伝などを行い、一通り行うとアルバイト終了。バイト代は家の代金から引かれます。ここまでプレイして、時間も時間だったため店が閉まっており何も売り買いできなかったので終了しました。

Wiiリモコンのみ or ヌンチャクスタイルでプレイ可能〜ポインティング操作に弊害も

さて、上記のプレイの中で、大体基本的にWiiぶつ森の操作はしたわけですが、その操作法について。主にDS版と近い形にはなっていますね。ヌンチャクスタイルではヌンチャクのスティックで移動。ZボタンorBボタンでダッシュし、Aボタンで決定。+ボタンがマップ表示、-ボタンが道具画面、という感じですね。メニューが出るまでが2,3秒かかり、ちょっともっさりした印象を受けます。

一方で、Wiiリモコンでのポインタ操作も、基本操作の中に組み込まれています。アイコンなどは十字キーとAボタンでは選択できず、基本的にポインタで指すしかありません。このあたり、DS版では一通り十字キーとボタンで出来ただけに、不満を覚えるところ。

また、WiiリモコンだけでDS版同様移動したり目的のものにアクションしたりすることも出来るですが、これがヌンチャクスタイルの時もできてしまうため、思わぬ弊害もありました。それは、「画面上にポインタが写っていると、Aボタンで決定操作がうまくできない」というものです。個人的には、これはかなり致命的でしたね。スティックで移動し、住人に話しかけようとしても、無意識のうちにリモコンがTV画面の方を向いていてちらっとカーソルが画面に映っていたりすると、Aボタンを押してもそれは決定やアクションにはならず、単なるカーソル位置のポインティングになってしまうのです。

これには、相当いらいらさせられますね。Aボタンでアクションするには、意図的にリモコンをTVの方に向けないようにするか、もしくは画面中央にカーソルを合わせてキャラの行動と重なるようにしておく必要があります。これが非常に鬱陶しい。オプションか何かで選択式になっていれば良かったんですけど、それもなし。

一応、回避策としてはヌンチャクのCボタンがポインティング無しにダイレクトに決定できるので、ヌンチャクスタイルではCボタンで決定する、という手もあるのですが、ヌンチャク側で移動も決定もするというスタイルにどうもなじみがないので、慣れが必要。それよりは、リモコンを常に意図的に画面外に向けるようにすることに慣れた方がいいかもしれません。

ちなみに、クラシックコントローラが使えないか試してみたのですが、タイトル画面の段階で「Wiiリモコンにささっている 拡張コントローラは、このゲームに対応していません」と流れる文字で指摘され、操作できず。GCコントローラについては、認識もしてくれませんでした。なんでクラコンに対応しなかったのか。DS版はタッチ操作、ボタン操作双方に対応していることもいい点だったのですが、実に残念です。

感想〜DS版の酷似・操作法に若干難も今後の慣れ次第?

以上、さわりを触れただけですが、とりあえず上記の決定ボタンのところにかなりの違和感の感じましたね。せっかくの自由に持てるヌンチャクスタイルなのに、リモコンに限っては向きが限定させられる形になるので。不意にカーソルが入ったときにぴょこぴょこメニューが出てくるのも鬱陶しいです。もっとも、これは個人個人の持ち方やTVとプレーヤーの位置関係なども影響してくるので、一概に皆が不満に思うところでは無いと思いますけれどね。とりあえず、自分のプレイ環境だと気になる、という感じです。

また、ゲーム画面や建物なども、DS版からのプレーヤーに違和感ないようにという配慮なんでしょうが、あまりに一緒過ぎ。博物館や役場の建物内のレイアウトまで全く一緒にする必要があったのでしょうか?感じとしては、Wii版の新作と言うよりは、DS版の移植という感じがしてしまい、DS版を長らくプレイした自分としては、もうちょっと新しいところを感じさせて欲しかったところです。ゲーム開始時のロードとかがDS版より速いのはいいんですけどね。

もっとも、色々文句を言っていますが、DS版と似ていると言うことはその良さも引き継いでいると言うことでもあります。なまじDS版に慣れているため、その細かな違いに目が付いてしまっている状態で、今後の慣れによっては気にならなくなるものかもしれません。また、どうぶつの森の肝としてはスローライフというところがあります。まだ街にも行っていませんし、虫取りや魚釣りなどもしていません。WiiConnect24の効果もまだ未確認。もう少しプレイしてみて、そういった差分要素を徐々に探していこうかと思います。