テイルズオブヴェスペリア発売〜ファーストインプレッション

いよいよ本日はXbox360RPGテイルズオブヴェスペリア」の発売日。

テイルズ オブ ヴェスペリア - Xbox360

テイルズ オブ ヴェスペリア - Xbox360

ヨドバシアキバで開催されたイベントも、なかなか好評だったようですね。

マイクロソフト、Xbox 360「テイルズ オブ ヴェスペリア」発売記念イベント開催。プロデューサーの郷田氏と樋口氏、そしてプロレスラーの坂田さんが登場
プロレスラー坂田亘も思わずハッスル! 「テイルズ オブ ヴェスペリア」発売記念イベント - ITmedia +D Games
早朝から行列100人以上、ハッスルの坂田も登場――『テイルズ オブ ヴェスペリア』がついに発売 - ファミ通.com

150人以上の行列と、これが本当にXbox360のソフト?と思うほどの行列。レアでお買い得なプレミアムパックが結構用意されたことも大きかったんでしょうね。平日の発売も、夏休みということで並びやすかったということもあるかもしれません。

自分も購入して2時間半ほどプレイ。ヒロインであるエステルと犬のラピードと共にフィールドに出たあたりまでプレイしました。その感想を以下に述べてみたいと思います。

丁寧なつくりのJRPG〜ロードも高速

まずはタイトルのアニメーション。さすがに看板であるところだけあって、しっかり作られていますね。HDでノイズもほとんど感じられません。プレイ冒頭は世界観の説明動画。こちらは字幕付き。その後プレイ開始となります。

基本的に、道は1本道。行けるように見えても行けない場所が多数あります。開かない扉もかなりあります。このあたりは、最近の洋ゲーなどの主流である「どこでも行ける、なんでも出来る」的なものとは違った、実にJRPGらしいつくりですね。若干窮屈な印象はありますが、あれこれ悩まず、まったりプレイできます。

体験版では面を食らった先頭も、ちゃんと最初にチュートリアル付き。いろいろな操作があってやはり複雑には感じますが、チュートリアルでは何度も練習できるのでそれなりには感覚はつかめます。ただ、やはり実践になるとなかなか完璧にはいかないですけどね。とりあえず、最初に遠隔技攻撃→近づいて通常コンボ+キャンセル技攻撃というのを基本にやっていますが、防御やバックステップがなかなかうまくきまらないところがあります。

戦闘への移行も非常に高速。ロードも戦闘前にクッと少し画面が固まった印象がするだけで、特に「読み込み」というほどの長さを感じません。昔PS2ポポロクロイスをプレイしたときは、戦闘の際のロードがあまりに長くてそれだけで嫌になって投げたトラウマがあるだけに、この仕様はありがたいです。

無料DLCでスキルセットやグミセットなども

今回のToVでは、Xbox360ということもあり、DLCにも対応しています。まだ有料のコンテンツはありませんが、その代わり無料のアイテム・スキルセットが配信されています。これらのDLCも、ゲーム内のオプションから直接Xboxのボードでアクセス可能。通常のダウンロード画面でダウンロードすると、メニュー画面のアイテム欄のXboxLiveのところにアイテムが追加されています。

スキルセットは、ユーリとエステルの分が用意されており、各々攻撃力や防御力を上げることができます。熟練度に応じて技も覚えていくようなので、早めに落としておいた方がいいかもしれませんね。戦闘の難易度はゲーム中いつでもイージー、ノーマル、ハードと選べますし。この手の、ゲーム中の難易度設定が自由なのは、最近の洋ゲーではよく見られるところですね。

魅力的なキャラク

キャラクターも、なかなか魅力的です。主人公のユーリは、やたら悪ぶった口調や発言の割には、徹底した温情派。それを下町のみんなも分かっていて、お互い乱暴な口調ながらも温かい雰囲気に包まれているのがいい感じです。ヒロインのエステルはいかにも世間知らずなお姫様、という感じ。脱出できたところでユーリがハイタッチしようと手を挙げたところに、人差し指出して突っついていたのを見たときは、思わず苦笑してしまいましたね。(そこで『ハイターッチ、イェイ!』を期待してしまった自分も自分ですが。)

また、ラピートという犬も、想像以上に『犬』でしたね。その格好いい容姿から人間の言葉でもしゃべるのかと思いきや、普通に「ワン」とかしか話せません。戦闘後の勝利の雄叫びなども、漫才的なやりとりが多く、今のところはおとぼけキャラですね。今後はシリアスな展開になってくるんでしょうか。

安心して楽しめるJRPG

以上、ざっとプレイした感想を述べてきましたが、実に「日本のRPGらしいRPG」という感じ。HDゲーム機だけにグラフィックもジャギを感じさせないすっきりした画面で、ロードもほとんど感じないなど、PS2の頃のゲームを純粋にすっきり美麗に快適にした、という感じです。

洋ゲーによくある箱庭的自由度やそういったものとは違いますが、これはこれで安心してプレイできるゲームと言えるのではないでしょうか。特に過去のテイルズをプレイしたことのない自分でも今のところ問題なくプレイできていますし、HDゲーム機で遊ぶRPGとしては、おすすめのタイトルだと思います。