デッドライジングがWiiに移植〜バイオ4Wiiライクな操作系に

現状、ライト向けゲームが多く、だからこそ新規層を獲得して成功していると言われているWii。一方で、ポインティングデバイス据置ゲーム機に持ち込んだことは、ゲーム性向上という意味でも大きな意義を果たしており、特に「バイオハザード4Wii」はゲーム自体はベタな移植ながら、その操作性が絶妙と言うことで高評価を受けています。

バイオハザード4 Wiiエディション Best Price!

バイオハザード4 Wiiエディション Best Price!

自分も、元々この手のホラーものが駄目だったので関心が無かったのですが、ネットでの評判が非常に高かったため購入。実際プレイしてみてその評判が高かったことに納得した口です。

バイオハザード4 Wii edition購入 〜 ファーストインプレッション - わぱのつれづれ日記

特に、リモコンでのシューティングが思った以上に爽快でしたね。近づいてくる的の頭部にスッとポインタを合わせて、ヘッドショット。部位を狙ったショットも比較的簡単にできます。このダイレクトなシューティング感覚が実に快適でした。

さて、そんなバイオ4Wiiの出来が良かっただけに、このシステムを流用した他のバイオ作品が出てこないかと、いろいろと待望論は出ていたのですが、想定外のところでそれが実現することになりました。それは、Xbox360のワールドミリオンタイトル「デッドライジング」のWii版です。

ゲーム情報&ブログ(移転前αテスト中 デットライジングの新作がwiiにて登場!など今週の情報がUP中。

高い自由度でワラワラ感で高評価のデッドライジング

デッドライジングと、ゾンビがたくさん出てくる、という印象の強いゲーム。ただ、Xbox360ユーザーからの評価は高く、世界で国内サードとしては数少ないHDゲーム機ミリオンを達成しているソフトでもあります。

自分はまだ未プレイなのですが、最近ニコニコ動画でゲームプレイ動画では有名なテクテクさんが動画を公開し始めたのを見て、思った以上にいろいろ自由度があって楽しめそうだと、ちょうど興味がわいたところでした。

バイオ4Wiiの操作系で操作性をアレンジ〜撮影は無し

今回のインタビュー記事を見る限りでは、ゲームの舞台やストーリーなどはXbox360版そのまま。一方で、Xbox360で何でも有りだった自由度のところは、ある程度従来ゲームのようなメインシナリオ・サブシナリオという形で整理し、取っつきやすさを上げているようです。また、操作性はバイオ4Wiiのような背後からの視点となっているため、写真撮影は無くなっている模様。これについては、Xbox360版ではレベルアップなどにもつながる重要な要素に思えるだけに、Xbox360ユーザーからすると気になるところかもしれませんね。

グラフィックなどは、雰囲気は良く出ている感じ。若干原色が強いというかけばけばしい印象もするでしょうか。若干暗い色の方がWiiでは得意な感じはします。ゾンビの数などは当然の如くXbox360版ほどは出せないわけですが、そこは視点を変更したことを逆手に取り、いろいろテクニックを使ってワラワラ感は再現しているようです。

Xbox360ユーザー・バイオ4Wiiプレイユーザー双方から歓迎される作品

以上、ざっと情報を見てきましたが、自分のようにバイオ4Wiiでその操作の快感を知っている人間からすると、非常に興味のあるタイトルですね。デッドライジングも、Xbox360版でプレイしてもいいですが、Wii版でどのような実装になっているかを確かめながらプレイするのも楽しそうです。

Xbox360ユーザーも、基本的にはコアなゲーマーが多いと思いますし、こうしたゲーム性の部分で大きく変化がある形での移植は比較的好意的に受け取られている感じはします。Xbox360ユーザーにもWiiユーザーは多いでしょうしね。ゲーム好きであれば、無条件に「Xbox360独占タイトルが逃げた」、「Wiiだから駄目」、「どうせ売れない」といった批判はしないような気がします。

あと、個人的には今回Xbox360デッドライジングWiiに移植されたことで、バイオハザード5Wiiの可能性も少し見えたことが良かった感じがします。バイオ4Wiiをプレイした後だと、画質が落ちたとしても出来ればポインタでやってみたいと思いますので。今回のデッドラWiiのスタッフが、次はバイオ5のWii移植を手がける、という流れは比較的自然な感じもしますし、バイオ5自体現状のトレーラーなどを見るとバイオ4とのシステム差が少なそうですから、可能性は十分あるように思います。

ともかく、まずはWiiでのデッドラがどのような出来になっているか、バイオ4Wiiスタッフのお手並み拝見というところでしょうか。