社長が訊く『リズム天国ゴールド』、TouchDSで公開
GBA末期に登場した秀作「リズム天国」。ボタン操作で「リズム感(ノリ感)」をメインにシンプルな操作で楽しめるゲームで、自分も非常に熱中して楽しみました。
時間を忘れる熱中度〜「リズム天国」レビュー - わぱのつれづれ日記
そのリズム天国のDSでの新作「リズム天国ゴールド」がいよいよ今月末に発売になります。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2008/07/31
- メディア: Video Game
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これに先立ち、TouchDSのサイトで、任天堂ゲームでは好例となった、「社長が訊く」シリーズのインタビューが掲載されました。
Touch-DS.jp - 社長が訊く 『リズム天国ゴールド』
リズム天国に関しては、以前「ほぼ日」の方でつんく♂氏へのインタビューが行われていました。
これに対して、今回は開発スタッフにフォーカスが当てられた感じですね。リズム天国は「ワリオ」のスタッフが作ったと言うことで、ファミ探信者でもある自分は坂本賀勇氏の印象が強かったのですが、今回のインタビューを見ても、中心人物は大澤和義氏という方でであることが見て取れます。実際、2006年の文化庁メディア芸術祭で優秀賞をとったインタビューでもコメントされていますね。
2006年 文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 優秀賞 リズム天国 | 文化庁メディア芸術プラザ
インタビューでは、大澤氏の無口かつ求道者的な個性をある意味いじったような内容になっていて面白いです。顔写真が出ているのでアレですが、ギャルゲだったらちょっとした「萌えキャラ」扱いですね。(個人的には、大澤氏が「(リズム天国ゴールドが)「完成した」とは、いまでも思えなくて。」という発言したのに対して、岩田社長が「こらこらこら(笑)」とリアクションしていたのにもうけましたけど。)
しかし、こうした少人数のチームでトライアンドエラーを繰り返し、スペシャリストである人のセンスで徹底的にチューニングしていくというところが、任天堂のゲームの質の高さにもつながっているのかもしれませんね。もっとも、HDゲームのようにもっと開発が大規模になってしまうとこういったことは出来なくなってしまうのかもしれませんが。「ゲーム」として小規模でキラリと光るゲームが作れるDSというプラットホームが伸びてきたことは、ゲーマーとしても喜ばしいことですね。
個人的には、GBA版のボタン操作における爽快感がたまらく好きだっただけに、このインタビューを読んでもDS版のタッチ操作に対して一抹の不安があるのは消えていません。とはいえ、前作をあの完成度にまで持って行った方が知恵を絞ってチューニングしたソフトである訳なので、今作も高い完成度であることを期待して待ちたいと思います。