「ロックマン9」ファミコン風グラフィックでWiiWareに登場か?!

自分はファミコン世代の人間ですが、多数のアクションゲームが発売されたファミコンの中で特に有名なシリーズとして、「ロックマン」シリーズがあります。

ロックマンシリーズ - Wikipedia

そのロックマンシリーズの最新作が、なんとファミコン風外見でWiiに登場するという情報が飛び込んできました。

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今回は、自分の過去の思い出とからめてこの件を取り上げてみたいと思います。

自分とファミコンロックマンとの関わり

自分が初めてプレイしたのはロックマン2。友人から借りてのプレイでしたが、当時からゲームミュージックファンだった自分はまず音楽に感動。そして、ゲーム自体も機敏なキャラの動きと、細かく正確な操作をしなければクリアできない、しかしちゃんと考えて操作すればクリアできる絶妙な難易度に熱中した記憶があります。

その後、1,3,4,5までプレイ。いずれも曲もゲームも面白かったのですが、5を買った際に若干マンネリ感を覚えたこと、そして当時金銭的にまだ余裕がないころだったため、買ったその日にクリアしてしまうことにコストパフォーマンスの悪さを感じたことで、6の購入は見送り。その後スーパーファミコンも購入しなかったことから自分の中でのロックマンプレイはストップしました。

ただ、ロックマンのキャラは好きでしたし、いろいろなボスがそれぞれ必殺技・武器を持っているというのも子供心をくすぐるものがありました。イラストとか好きでしたので、3や4のボス募集もかなり気合いを入れたイラストを描いて送ったのを覚えています。受賞は当然できなかったですけど、参加賞でもらったアレンジCDは貴重な思い出の品ですね。ゲームミュージックは未だに大好きで、たまに聞いたりもしています。一番好きだった曲はロックマン2のワイリーステージで、ファミコン音源を再現したMIDファイルを自分でいじってアレンジしたりもしたものです。後に、「おっくせん」の歌詞付きでニコニコ動画で大ブレイクしたときには、新しい人たちにも好きな音楽の良さが広がりを見せたことによろこんだものです。

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さて、そんなロックマンシリーズですが、スーファミ移行はXというシリーズが出て、それ以外にもZEROやエグゼ、DASH、最近では流星など様々な形態の展開を見せ、オリジナルのロックマンもPSでグラフィック一新し、7,8が出ていたりします。ただ、メガドラ、サターンと進んでいた自分とはあまり交わることが無かったですね。

ロックマン誕生秘話

ちょうど上記の初期ロックマンの誕生秘話について、開発の中心人物であり、デッドライジングロストプラネットなど、Xbox360でいち早く海外でも通用したソフトをプロデューサーでもある稲船敬二氏のインタビュー映像がニコニコ動画にあったので紹介してみたいと思います。


最初アーケード用に企画され、ディスクシステムでの発売が予定されていたから生まれたアイデア、営業とやりとりをして調整された難易度の話など、今聞くと「そうだったのかぁ」と思うエピソード満載で面白いですね。初期ロックマンのファンは必見です。

他にも、これまでのキャラクタ画像のつまった画集も出ているようで、こちらも一度読んでみたいですね。

WiiWare版はどういった作りに

さて、ここまで来てようやく本題の「ロックマン9」の話です。このロックマン9は、注目なのは「ファミコン風外見」であること。懐古ファンをメインターゲットに据えていると言うことでしょうね。特に、Wiiの場合はバーチャルコンソールというものがあり、多数のファミコン懐古層を抱えています。ロックマンシリーズは今だバーチャルコンソールで提供されていませんが、このロックマン9が本当なら、合わせてVCでロックマンも展開されそうな気がしますね。

後は、具体的にどんな作りになるかでしょうか?制作は情報によれば「インティ・クリエイツ」で、ロックマンゼロゼクスなど、2Dロックマンに注力して開発していた会社。そういった意味では、オリジナルへのリスペクトを持った制作が行われそうではあります。

それ以外は、やはりボスや武器でしょうか?このあたりはすでにファミコン版の段階でかなりマンネリ気味だったので、大きな飛躍は望めない気はします。ただ、あくまでデザインが「ファミコン風」にすぎないのであれば、多少ファミコンのときの制限からはみ出した、新しいアイデアは取り入れられるかもしれませんね。

また、難易度についても気になるところ。おっくせんまんで興味を持った新規もいることから、多少難易度を下げてくるのかもしれません。ただ、その辺は「武器を使えば簡単に、ノーマルだとより緻密さが要求」という、ユーザーの腕によって調整できるような、うまいバランス調整がされていることに期待したいところです。

今だ日本で発売されるかどうかは明らかになってはいませんが、現在の日本のWii市場などを見れば土台は整っていると言えるでしょう。後は公式の発表に期待したいと思います。