テイルズオブヴェスペリア無料体験版配信開始〜ファーストインプレッション

シリーズの内、初のHD版としてXbox360で発売される「テイルズオブヴェスペリア」。

テイルズ オブ ヴェスペリア - Xbox360

テイルズ オブ ヴェスペリア - Xbox360

今の段階ではXbox360独占のタイトル状態のソフトで、しばらくご無沙汰だった感もある「有名RPGの最新作」でもあることから、いろいろな意味で注目を集めている作品です。そのTOVが、XboxLiveで体験版の配信が行われました。

体験版完成しました! - テイルズ オブ ヴェスペリア 公式ブログ

すでに多くの人がプレイして、色々感想があがっていますね。詳しいものとしては、ファミ通Xbox360のジャム爺さんの記事でしょうか。

テイルズ オブ ヴェスペリア特集 第一回 / 360サイコーッ!BLOG -
テイルズ オブ ヴェスペリア特集 第二回 / 360サイコーッ!BLOG -

やたら熱い、そして詳細な記事になっていますね。戦闘についてなど、体験版の中であまり説明が無かった部分も詳細に触れられています。

体験版をプレイした感想

自分も、早速プレイしたので簡単な感想を。ちなみに、3Dテイルズは初プレイになります。

まず、しょっぱなからデモが展開されるのですが、それまでのストーリーの話は一切無く、いきなりちょっとしたイベントが始まるため、面を食らいます。まあ、あくまで体験版は戦闘や雰囲気をつかむためのもの、という事なのかもしれませんが。

イベントでのキャラは、さすがアイマスで高度なトゥーンを実現しているだけに自然ですね。イベントの内容自体は突然兵士が来たり、いまいちしっくり来なかったですけど。テンポもいまいちで、この調子で本編のストーリーが進むとなると、ちょっときつい感じはします。

フィールドについては、非常にオーソドックスな感じ。グラフィックは非常に綺麗で自然な感じです。その分、分かれ道なども自然になっているため、若干分かりにくい印象も受けました。敵はフィールド上に表示され、エンカウントする形式で、これも比較的よく見かける形態ですね。

そして本体験版の肝である戦闘ですが、チュートリアルなど何も無しで始まるのはちょっと厳しいですね。そもそも、キー割り当てからして分からない。AボタンとBボタンが攻撃らしきものであることは分かったのですが、その他は手探り状態。2戦ぐらいしてようやく戦闘中のスタートボタンでキーコンフィグが見られることが分かりましたが、この辺はどこかで説明が欲しかったですね。フィールド上のメニュー画面などで見られても良かったんじゃないかと。

敵のターゲットの変更も、ボタンを押す度に切り替わるのかと思ったのですが、Rボタンを押しながらLスティックなんですね。これも初見では分からなかったところです。仲間が自動的に戦ってくれているところなどは、楽でいい感じ。Rを押しながらでフリーランという自分で自由に動きながら戦闘出来るモードもためしてみましたが、どうも攻撃が大降りのものしか出ず断念。通常の攻撃も、連打で攻撃がつながるのは気持ちいいですが、結構攻撃後のディレイがあるので、このあたりは気を付けないといけないようですね。

そんなこんなでボス戦へ。実は先にボス戦についてはニコニコ動画に上がっていたものを見ていたので、それを参考にプレイしようと思っていました。

ただ、やってみるとそう簡単にはいかず。小さい犬の方を攻撃しているところにボスの犬がつっこんで来てガスガスダメージくらう形に。しかもかなり攻撃力が高くすぐこちらも死んでしまいます。フィールドでとったアイテムでNPCが生き返らせてくれるのですが、それもすぐに尽きてしまい、ゲームオーバーに。

で、この後きつかったのが、ボス戦のリトライが無いこと。体験版を一からプレイし直しになります。さらに困ったのが、イベントスキップがないこと。これもきついですね。自分は再度プレイすることは断念しました。

初見への配慮が欠けたつくり〜本編に期待

全般的に、テイルズシリーズ初プレイの人に配慮が欠けた感じなのが気になりました。というか、体験版というよりは単に「ゲーム中の一部分を抜き出してきただけ」という感じも受けましたね。簡単な説明文をプレイ前に入れる、イベントスキップを用意する、戦闘リトライを可能にするといった、ちょっとした配慮を入れるだけでだいぶ違ったと思うのですが。

もっとも、テイルズシリーズは根強いファンに支えられてきたところもあるので、そうした人たちにはこういった困難さはないのかもしれませんね。純粋に次世代テイルズを楽しめたのかもしれません。個人的には、一応TOVは購入予定なのですが、今回の体験版ではちょっと敷居の高さを感じてしまいましたね。本編では、もう少し初見でも入りやすい配慮が加えられていることに期待したいと思います。