アニメ調に描かれた新しい「プリンスオブペルシャ」

ヌルヌルした動きとその難易度などで当時大きな話題となったソフト「プリンスオブペルシャ」。ファミコンの迷作「カラテカ」と同一作者だったりするわけですが、今も根強い人気を誇っています。

プリンスオブペルシャというタイトル自体は、3D化されたり初代とはずいぶんと毛色が変わっているものも、現在もシリーズブランドとして残っているわけですが、今度の新作はひと味違うようですね。

セルシェーディング - Game*Spark - : 『Prince of Persia』最新作の色鮮やかなスクリーンショット by nick

今回のプリンスオブペルシャは、3Dは3Dでも、セルシェーディングが採用されており、アニメ調の絵柄になっています。日本ではアイマスやテイルズ、戦場のヴァルキュリアなど、アニメ好きにも受ける3Dとしてちょくちょく用いられているセルシェーディング(トゥーンシェイディング)ですが、海外のこうしたリアル路線のゲームで採用される、というのはちょっと新鮮ですね。

現状、世界的に日本の市場が小さくなってきたこともあり、日本のゲームメーカーも海外展開を意識した「濃い」ソフトが増えてきたりしています。日本人では、こうした濃いビジュアルに抵抗感を抱く人もおり、今後の展開を懸念する人もいるでしょうが、今回のようにむしろ海外メーカーの方が積極的にトゥーンシェイドを使ってくれると、日本ユーザーにとっても嬉しいですね。

日本で受けているWiiのゲームが世界中で受け入れられているように、HDゲームでも日本人が好むようなゲームが世界的に増えてくるといいですね。