パワプロ15のWii版とPS2版に価格差〜Wii版が1000円安価

先日発表された、パワプロ最新作「実況パワフルプロ野球15」。ただ、当日はパワプロ初代プロデューサの長江勝也さんが亡くなられたということで、ほとんど内容は把握していませんでした。

今回のパワプロ15、14ではWii版は「パワプロ Wii」という名前でしたが、今回はPS2版もWii版も同じ「パワプロ15」となっていますね。てっきりWii版は大きすぎる数字をリセットして新たに数字をつけるのかと思いましたが、方針が変わったんでしょうか。

Wii版とPS2版では、Wiiにだけリモコンを使った「リモパワ」というのがあるのは前作通りなのですが、今度はより大きな現実的違いがあったようです。それはソフトの価格。

PS2版：6980円（本体価格：6648円）
Wii版：5980円（本体価格：5696円）
実況パワフルプロ野球15

なんとWii版の方が定価で1000円安いようです。PS2版も、前作は税抜きで6980円、税込み7329円だったので、消費税分安くなっている形ではありますが、Wii版は大幅に安くなっている形ですね。

Wii版が安い訳は？

Wii版が安い理由は、特に公開されていないのではっきりしたことは分かりません。可能性として考えられることとしては、「WiiとPS2のロイヤリティの差」、「コナミのWii版の売る気」ぐらいでしょうか？

ロイヤリティ差についてですが、これは正直情報がないためよく分かりません。最近のPS2ソフト、Wiiソフトで特に値段が大きく変わったというのはあまり感じなんですよね。ロイヤリティに起因するというのなら、元々Wiiの方がロイヤリティが低い、ということになるんでしょうか？

Wii版の売る気、に関しては二通りの見方があるでしょう。一つはPS2版より大幅に売れていないWii版に対するてこ入れ。前作では初週でPS2が15万、Wii版が5万と、約3倍の差をつけられていましたからね。

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ただ、PS2とGCで出していたときにはもっと差がついていたので、それに比べればWii版はまだ見込みがある、と見ることもできます。そこでもう一つの見方としては「今後はWii版を主力にするための布石」というところです。PS2は確かにペルソナ4やスパロボ新作はでますが、今後何年も続くかというと難しいところがあります。同じSD機で出すならば、Wiiでしっかり客をつかんでおきたいという意図がもしかしたらコナミにはあるかもしれません。

もっとも、PS3とXbox360のいずれかが、日本でも単体で稼げるぐらいの市場に育ってくればHD版パワプロも十分あり得るとは思いますけどね。ただ、ここまでマンネリが進んでしまうと、もともとデフォルメキャラだけに、何かもう一つブレークスルーが欲しいところです。

値段＋リモパワのWii版か、安定のPS2版か

今回のパワプロ15については、ファンとしてはどちらを買うか悩ましいところがあるかもしれません。個人的には、今回Wii版のリモパワに高さの概念が入ったとは言っても、ゲーム性としてはまだ乏しい印象があること、さらに前作のWii版のワイドテレビ対応があまりにおざなりだったことから、Wii版にはあまりいい印象は持てませんね。このあたりは前作の自分のレビューをご覧ください。

実況パワフルプロ野球Wii ファーストインプレッション - わぱのつれづれ日記

今回のワイド対応がどうなっているかは分かりませんが、もし今回もゲーム内の設定で4:3画面出力が選べず、中途半端なワイド対応しか出来ていないなら、HDTV所有者はWii版を買うべきではないと思います。PS2版は、PS2の慣れたコントローラでプレイできるメリットもありますしね。

後は、価格差1000円がどうでるかですね。もっとも、AmazonだとWii版は10%割引で5355円、PS2版は19%割引で5636円と、価格差は約300円程度とあまり差が無くなっています。（同一名称で分かりづらいですが上がWii版、下がPS2版です。）